温故知新~温新知故?

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韓国アシアナ航空機事故で登場した“スゴイ”女性 非常時に信頼されるリーダーの条件とは?

2013-07-12 18:30:12 | ニュース
Asiana Airlines Plane Crash - NTSB Investigates

「数々の専門家を組織し、運行、操縦、生存要因、空港のオペレーション、機体、システム、構造、動力装置、運行管理、気候、保守点検問題について調査を進めていきます。連邦航空局(FAA)、ボーイングとも密接に連携しており、韓国の事故調査機関も受け入れることになっています。NTSBのLA駐在の調査官3名は先に向かっており、あと2-3時間で到着するものと見られます。」
 今の段階で何が起こったとみているか? という記者の問いに対しては、
 「真っ先にやるのがフライトレコーダーの回収や現場検証です。今、ワシントンDCから現場に向かう前の段階でどうだと言うのはあまりに尚早で、まずはサンフランシスコについた所でもう少し分かることがあるでしょうから、その時に順にお伝えしていきます」

韓国アシアナ航空機事故で登場した“スゴイ”女性:日経ビジネスオンライン
7月6日に、米サンフランシスコ国際空港で韓国アシアナ航空機が着陸に失敗し2人が死亡。1週間経って、この事故の概要が見えてきました。事故後の対応で今回注目されたのは、事故調査を一手にまとめ、連日、メディアに向けて進捗を伝える1人の女性リーダーでした。ひと言でいえばスゴイ。

この女性確かに凄い。実は事件が起きた日、私は偶然、この動画をUSAtodayかなんかのウエブサイトをiphoneで見た。そのとき彼女のしゃべる英語スムーズに理解できた。それは、以下に書かれている要素があるからだろう。
米国家運輸安全委員会(NTSB)は私もリコール等の際、現役時代、日常的に接してきた団体。だから、適切な言葉かどうかわからないけど、親近感のある団体だ。このような団体は日々、なかなか日本にはない活動(アクション)をしている。
彼女は毎回、受けた質問を先に自分の言葉で復唱してから答えを述べています。これによって、質問が聞き取れなかった人も内容についていくことができます。

この記事の凄いのは、この彼女の発言がいかに凄いかをいろいろな動画の引用で証明するところだ。その一つが、以下のものだ。
リアルタイムでイヤな汗。
 新しく判明した情報をすぐに出していく、リアルタイムに出すということは、人の興味を引き続ける上でたいへん重要な要素になっています。
 それを感じ取っていただけそうな動画をご覧ください。

NIVEA Deo: Stresstest

 ストーリーはこうです。
 空港ロビーに何も知らずに座った人が、指名手配の人物に仕立て上げられてしまいます。
 新聞に顔写真が載り、テレビの速報で「危険人物」として紹介されます。周りの目も気になりながらドキドキしていると、警察風の男性がやってきます。緊張は最高潮。
 と、そこで1人がトランクを開け、「イヤな汗、かきましたよね?」と言いながら見せるのが、ニベアの制汗剤、という種明かしです。

これは怖い話ですよね、いつでも自分自身に起きそうな話だ。その時の対応の仕方はよく考えておいたほうがいい。葉は自然にということだけど。。。
以下の発言に示されているように、事実を逐次包み隠さずに伝えていく意味が以下の発言でわかると思う。
 「運行、操縦、生存要因、空港のオペレーション、機体、システム、構造、動力装置、運行管理、気候、保守点検問題について調査を進めていきます」とあらかじめ宣言し、「明日の記者会見ではこのあたりがもう少し明らかになる」と前の日に予告しながら、発表を続けている。
 記者はそこに行けばいいわけです。
 事故後の記者会見にありがちな、苛立ちや情報が錯そうして混乱する姿はそこには見られません。デボラ・ハースマン委員長が話し始めると、皆がただ静かに聞いている。ただそこで整理された情報を聞きとって理解することに集中できているのです。
 世の中が「聞きたいこと」を「最も聞きたい時」に、「聞けば分かる」形で発信し続けている、ということです。

最後はこの動画。子供が大人の採用面接というだけで興味深い。その内容も面白い。
Code Club - The Interview

韓国アシアナ航空機事故で登場した“スゴイ”女性:日経ビジネスオンライン
最初に出てくるのは、ニクラス・ゼンストローム氏。「なぜCode Clubで働きたいの?」と問われた彼は、「私はソフトウェアを開発してきました。例えばSkypeとか」と言います。
 その直後に面接している子どもたちが言うのです。
 「ほかにどんな?」
 「ほかにもいくつか開発しましたが、それほど大きなものはありません」
 「次の方、どうぞ」。
 次は、ジョアンナ・シールズ氏。英国で最もパワフルな女性100人などにも選ばれ、当時、フェイスブックの欧州・中東・アフリカ担当バイスプレジデントでした。
 「Code Clubで何ができると思いますか?」と聞かれた彼女は、「以前、ビーボ社という会社のCEOをやっていました」と答えたところで、子どもたちから、
 「ジャスティン・ビーバー?」
 と興奮して聞き返されます。「いや、ビーボという名前の会社なのよ」と答えると、子どもたちはがっかりしてしまいます。
 次に「あなたは?」と聞かれたチャド・ハーリー氏。
 「私はYoutubeを作りました」
 そこで子どもの1人が、「あ、知ってるよ、ある赤ちゃんがほかの赤ちゃんの指をかむ動画を作ったのはあなた?」と聞きます。
 「いや、動画は作らないんだよ」。そこで終了です。
 「私は、World Wide Webというものを発明しました」と言ったティム・バーナーズ=リー氏に対しても、子どもたちは即座に「ほかには何か?」と問います。
 そして、退屈そうにしている子どもたちの前に、デューク公が登場です。チャールズ皇太子の弟です。
 「プログラミングはとても有用なスキルです、それによって将来、大きな機会が得られます」と彼は言い、あまりに退屈な答えに子どもの1人は寝てしまいます。
 「それに私は何人か影響力のある人物を知っています」
 ぼそっと言った一言に、「例えばどんな人?」と聞く小さな面接官たち。
 「私の母(エリザベス女王)とか」
 子どもたち「採用です!」