温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

“日本化”する、90年代生まれの中国男子~今の中国で生活している私の印象も全く同じ~

2013-04-18 21:44:15 | 中国情報
この記事、今渡しが日々現実の中国人に接して感じているのと同じ事が書かれている。
“日本化”する、90年代生まれの中国男子 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS
中国で、1980年代生まれの人を「80後(バーリンホウ)」、1990年代生まれの人を「90後(ジョウリンホウ)」と呼びます。

そう、そんなに、給料は日本の感覚から言うと高くないのに、色々なものを持っている。通訳の女性など26歳だけど、毎日、服は違うし、季節が変わると新しいものを買っていて、日本の若い女の子と同じ暮らしぶりだ。でも日本の若い女性の半分以下いや、1/5?の給料だろう。
■ 90年代生まれは金遣いがとても荒い
まず、90後は非常に金遣いが荒く、今までのいかなる世代とも消費行動が異なります。4年生大学を出た新卒の給料は一般的に3000元(4万5000円、1元=15円換算)程度ですが、5000元弱(7万5000円弱)もするiPhone5を90後はかなりの割合で持っています。~
しかしながら、90後は自分の稼いだ額以上のおカネを使い、貯金はあまりしません。


下の2つの引用に書かれているところは、確かに現在の20代と30代で違うんだろうな。
■ 日本のゆとり社員と似ている
しかも、辞める理由が情けない。「マルチタスキングに耐え切れず、体調を崩した」「人生について悩み、自信が持てなくなったので親元に帰りたい」などと言う。

それに対して、90後は自己主張が少なく、しかっても何の反論もしない。メモをとって素直に「はい」「はい」とうなずいているけれども、本当に聞いているかどうかはあやしい。
それを理解していただくには、まず80後が育ってきた社会環境を少し紹介させて下さい。私を含め、80後の人は、文化大革命(1966~1976年)の頃に青春期をおくった世代の親に育てられました。中国は、文化大革命(以下、文革)によって世代が大きく変化しています。文革の約10年間は大学受験がありませんでした。受験が再開したとき、大学生が1人もおらず、あらゆる組織が人材難だったので、半年で2回も大学受験を行いました。

そう、下に書かれているように、親もだいぶ違うのだ。確かにお金を持っているんだろうな。また、土地所有はできないから、そこに回すお金はいらないわけだ、その分日本人なんかより、色々お金が使える。もっと大金持ちになれば、有り余ったお金で海外の土地を買いたくなるわけだ。
クルマは、今いる地方都市でもワーゲンやアウディはほんとうによく見る、それに中国進出に積極的だったプジョー(PSA)も。
■ 親世代の40代前半は、最もおカネを持っている
 私の子どもの頃はまだ貧しくて、親が卵などは買えなかったと記憶しています。自宅に電話を取り付けると、同じマンション内で電話があるのは私の家だけだったので、マンションの住人が皆、借りに来て、うちの電話が公衆電話化しました。
 私が6歳のときに日本に来てビックリしたのが、粗大ゴミ置き場にテレビが大量に捨てられていたことです。中国ではテレビが普及し始めたばかりでしたから、「なんでここにテレビが置いてあるのだろう。もらっていいのかな? 」と思ったものです。万元戸(資産が100万元以上ある世帯)という言葉も、万元戸が普通になりすぎて死語となり、友達の家族を見渡しても家族に誰か1人は海外で暮らしていたりします。
なので、80後以前の世代は、おカネや仕事に対してガツガツしています。おカネをたくさん稼いで家を買いたい、いい仕事について、いい暮らしがしたいという欲求がとても強い。

 それが、90後になると、経済成長期とバブルしか経験していないので、おカネに対して執着しません。

最近、夕方になると、上海のオフィスビルの前にはアウディ、ベンツ、フォルクスワーゲンなどの高級外車がずらりと並んでいます。私はデートのためにお金持ちの男性が女性を迎えに来ているのかと思いましたが、よく見てみると、90後の親たちが子どもを迎えに来ているのでした。別に帰り道が危険なわけでも何でもありません。かわいい子どもを早く保護したい一心なのです。


下に書かれているように、この90後が、全く新しい中国を創っていくのだろう。もしかして、中国1国という歴史的な国が変わるかもしれない。ソヴィエトがいろいろな小国に分かれたように。
■ 中国のモデルチェンジを促す力に? 
 確かに「90後」の草食系の若者は、甘やかされて上昇志向がありません。しかし価値観が多様化し、社会を違う面からとらえようとしている分、実はモデルチェンジを促進する役割を果たすかもしれません。特にデザイン、アート、独自のセンスというようなことを価値にした事業を作るうえで、ポテンシャルを秘めた人材である可能性があります。