温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

ほんとうの環境問題

2008-07-05 15:32:26 | 
ほんとうの環境問題という本を読んだ。
池田清彦 養老孟司『ほんとうの環境問題』|新潮社

実はこの本を買って読んだのは全くの偶然だ。
さとなおさんのブログwww.さとなお.com(さなメモ): 地球と一緒に頭も冷やせ!を読んで、 ロンボルグの「地球と一緒に頭も冷やせ!」という本を読んでみようと思って、地球と一緒に頭も冷やせ! - 池田信夫 blogの書評を読んだりして、やはりまずはロンボルグの前作「環境危機をあおってはいけない」を読むべきかなと思って、浜松図書館で探したら、あった!あった!。そこで予約を入れた。
で、それでは「地球と一緒に頭も冷やせ!」を買っておくかなと本屋に行ったら、池田信夫さんの「ほんとうの環境問題」という本が目にとまって、買ったというわけだ。
内容は以前読んだAmazon.co.jp: 地球温暖化論への挑戦: 薬師院 仁志: 本を引用してあったりして、この系統なのかなんて思った。
読めば読むほど、なんでCO2削減なのか、疑問になってしまう。
以前のブログ洞爺湖サミット - 温故知新~温新知故?でも書いたし、この本にも載っているけど、ほんとうに温暖化防止でCO2削減したいのなら、当然サミットは冷房やペットボトルの水なんかなしでしょうね?。
そのあたりの文脈の徹底はぜひやって欲しい。
それができていないのは本気でないと私にはどうしても感じてしまう。
北海道の涼しい風の中で、アウトドア会議で水道のおいしい水を飲んで会議なんて、少しも難しいことではないでしょう?。

この本の内容は、同じことを何回も述べていてしつこいという感じ。
アマゾンの以下のコメントがよくまとまっています。
Amazon.co.jp: ほんとうの環境問題: 池田 清彦, 養老 孟司: 本
養老先生の主張
 ・現代の文明というものはエネルギーに依存し、そのエネルギーを多量に使用して
  いるのはアメリカ。アメリカ人の石油の使用量を半減させるのが先。
 ・環境問題について日本人の責任は60分の1。
  (世界の人口が60億人、日本人が1億人として)
  世界に対していい恰好しようとしても意味がない。 
 ・京都議定書は政治的問題。だまされてはいけない。日本は温暖化しても困らない。

池田先生の主張
 ・地球は今までに何度も温暖化と寒冷化を繰り返している。
 ・日本はロシアなどからCO2の排出権を買おうとしているが、2兆円ほどかかる。
  実にムダ。
 ・日本は毎年温暖化対策に1兆円を使っているが、今後100年間で100兆円使っても
  問題は解決しない。問題が起きた後の対策を講じるべき。


いずれにしても、このような本とゴアの本のような主張の本と両方読んで自分で判断することが必要ですね。