たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

長野市「新交通システム」と「公共交通ビジョン」に関する学習会

2013年06月02日 | 活 動

 5月30日(木)は、長野市が検討している「新交通システム」と「公共交通ビジョン」に関する学習会があり出席しました。
 この学習会は、市が策定し6月21日までの日程でパブリックコメントを行ってる「新交通システム導入の可能性について(素案)」や、今年4月から来年1~3月の日程で市交通対策審議会で審議が開始された長野市の「公共交通ビジョン」の策定について、私も代表委員をしている長野市公共交通対策会議が市の「出前講座」を活用し行ったものです。
 この市公共交通対策会議は、私鉄やJR、タクシーなどの労働組合の皆さんも参画しており、今回の学習会は、こうした現場で働く皆さんの意見を市の計画に反映されることも目的の一つでした。
 学習会では、市の担当者から説明(約50分)をお聞きした後、参加者からの質疑が行われましたが、質疑では(約1時間)結構沢山の意見や要望が出され活発な学習会となりました。                             
 特に、「新交通システム」については、「その前に、既存の公共交通を守るため、やるべきことがあるのではないか。」「導入すれば現在のバス経営が厳しくなる」など多くの意見が出されました。
 私からは、「新交通システム導入の可能性」を検討することは否定しないが、この問題は、そもそも長野電鉄屋代線廃止問題で本来存続を目的に設置された法定協議会が多数決で廃止を決めた後、地元要望の形をとっているが、請願が市議会で可決されたため行われたものと認識している。
 しかし、長野電鉄屋代線が廃止に至った経過も総括せず、なぜ「新交通システム」なのか、私も含め多くの市民は理解に苦しむと思う。
 富山市の新交通システムであるライトレールの導入は、人口減少社会にあって効率的な行政を行うため、中心市街地へ人口を集積させるため公共交通の利便性を高めるという都市計画があって赤字覚悟で行ったものだが、長野市が検討ししている「新交通システム」の導入検討は、都市計画等の位置付けがなく趣旨が良く理解出来ない。
 長野五輪のため導入されたバスが近づけば信号機が変わるシステムの活用は、現在生かされているのか、今後の活用も含め検証が必要。
 また、戸隠や松代、善光寺などの観光地へバスは、特徴があり魅力ある車両にしたり、バス乗り場への誘導をもっと分かり易くする工夫が必要ではないかと等の意見を申し上げました。
 長野市が今後策定する「公共交通ビジョン」については、先に策定された県の「新交通ビジョン」と違い、市民生活に直結する計画策定であることから、公共交通の利便性の向上が実感できるものとなるよう今後も注視して行くとともに、この過程で県の役割としての役割等が明確になれることを願っています。
 なお、「新交通システム導入の可能性(素案)」については、現在下記によりパブリックコメントを行っていますのでご覧下さい。
 http://www.city.nagano.nagano.jp/site/ikentoukouboseido/71204.html 

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