たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

読書の秋(1)

2009年10月17日 | Weblog

「ゴミ分別の異常な世界」


 季節は気が付けば、いつのまにか秋。
 秋と言えば、私にとっては「紅葉」「きのこ」そして「読書の秋」です。
 小・中・高校生の頃、この時期は親に言われ稲刈りのお手伝い。
 作業をしながら紅葉しはじめた、まわりの山々を私が眺めていると、母親が「明日の朝は、きのこ採りにつれて行くから、今日は手伝って」とか、「これから、行ってもいいよ」と言われ、きのこ採りに邁進していたことを思い出します。
 しかし、故郷を離れ、しかもお母親が亡くなった今は、母親に教えていただいた、きのこが出る場所も遠のき、私は数年前から「きのこ採り」を止めてしまいました。
 そのかわり、今のこの時期は「読書の秋」だと自分に言い聞かせながら、出張途中の列車や病院診察の待ち時間等を利用し、読書をすることにしています。
 ブログを更新する話題の乏しい時は、私が「読書の秋」に読んだ本を、所々で紹介したいと思います。


 そのまず一冊目の紹介は、「ゴミ分別の異常な世界」(杉本裕明・服部美佐子共諸・幻冬舎新書・7月30日初版)の新書本です。
 この本を読んだ理由は、長野市が10月1日から「ごみの有料化」を実施する(した)ことや、市議時代にリサイクル推進の立場で取り組んできた「ごみ」に対する強い思いがあったからです、
 内容は、著者のお二人が国内の自治体や世界の主な国々を取材してた結果、分別の種類や方法に違いがあることに注目し、それは処理場等の在り方に問題があるのではないか。
 特に、プラスチック類の分別については処理方法により費用対効果が違い問題が多いのではないか。等々を処理施設整備への住民の反対運動や自治体の対応について一定の分析をしています。
 そして、私達の日々の生活で、「細かい分別をしているから、ごみが減ってリサイクル製品が増え、環境にやさしい社会に貢献している。言われた通り分別していれば、後は自治体がうまくやってくれている」と思い込んでいると、その先にはビックリするするような現実が広がっていると警告しています。
 「環境に優しい循環型社会の確立に相応しいごみ処理とは何か。」改めて考えさせられました。


にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ「日本ブログ村」のブログランキングに参加しています。クリックしてご支援をお願い致します。