竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

煤逃げと言へば言はるる旅にあり 能村登四郎

2018-12-26 | 




煤逃げと言へば言はるる旅にあり 能村登四郎

【煤払】 すすはらい(・・ハラヒ)
◇「煤掃」(すすはき) ◇「煤湯」(すすゆ) ◇「煤逃」(すすにげ) ◇「煤籠」(すすごもり)
新年に備え、家屋内、調度品の塵埃を清掃する習慣をいう。かつては12月13日と定まっていたようだが、現在は下旬に入ってからが多い。「煤籠」は、煤払当日、老人、子供、病人を別室等に退避させること。仕事がはかどることを意図すると同時に、弱者への思いやりがこめられている。

例句       作者

煤ごもる二階の父母へ運び膳 岡田耿陽
高瀬川木屋町の煤流れけり 高浜虚子
句座まうけして煤逃げの老ばかり 加古宗也
煤竹の投げ出されある雪の上 大橋宵火
煤逃げにして煎餅を伴へる 山本一歩
老夫婦鼻つき合せ煤ごもり 鈴木花蓑
煤払火の見の北はいつも蒼し 大峯あきら
煤掃の音はたとやむ昼餉かな 正岡子規
一函の皿あやまつやすゝ払ひ 召波
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