竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

てっぺんに汗も涙ものぼり棒 丈士

2017-05-22 | 
てっぺんに汗も涙ものぼり棒






初夏の公園
のぼり棒に抱き着いて上へ上へとよじ登ろうと
小さな子供が頑張っている
孫が同じころ天辺までの乗ったが
嬉しい涙と汗
そして下りる時の恐怖の涙と大声
昨日のように覚えている


勝鬨を上ぐ自画自賛鶏頭花


鶏頭の花はなんとも厚ぼったくて暑苦しい感じだ
声はださないが
自画自賛の勝鬨を上げ続けている
空気の読めない存在なのかもしれない

やはらかな角に一徹蝸牛


蝸牛のあの形
そして顔つきと角
あの柔らかな角に何万年と変わらない
頑固さが秘められている
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