マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「アンダーグラウンド・インフェルノ」

2010-03-05 09:15:30 | ドイツ映画&ドラマ

Die Explosion - U-Bahn-Ticket in den Tod 2001年 ドイツ・アメリカTVスペシャル

監督 マルク・ヘルテル
出演 ゾフィー・シュート  グレゴール・テルツス トビアス・シェンケ ライナー・シュトレッカー 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
キャスターのクローディアは、カメラマンのスベンと共に市長の不正疑惑の取材を終え帰ろうと駐車場に来ていた。すると、自分の車を盗もうとする男に出会す。逃げる男を追って地下鉄の電車内まで追いかけてきた、クローディアとスベン。
一方、自殺願望を抱いている青年マルコは、入って来る地下鉄の電車へ飛び込もうとして失敗。そのまま、その電車に乗り込む。
そして、数分後。男とクローディアが口論している間に、突然爆発が起き、電車は脱線。そのまま地下に閉じ込められてしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
以前紹介した作品「ダブルバウンド アナザーミッション」の出演者を調べていたらこの作品に出会した。
ドイツ映画の最高傑作(だと個人的に思っている作品)「ノッキン~」「アンツ・インザ・パンツ!」に出演している トビアス・シェンケがいると分かって早速鑑賞してみたのだ。

すると・・・。
「コブラ11」のパイロット版に出演していて、ゼミルの前任の高速警察隊インゴを演じたライナー・シュトレッカーがいることに気がついたのだ!
あれから数年月日が流れているのに、変わらない感じの彼。
見てすぐに、「インゴだ!!」とちょっと嬉しくなってしまった、ich。(爆)
だが、しかし・・・。

「コブラ11」でも出演シーンが少なかったのに、ここでも同じ感じだった。
おいおい、(--;) 
すっごく小さい役柄でもフルに出演している作品はないのか?
今回もあっさりな出演で逆に爆笑してしまった。もうちょっと見たかったのになあ~。

さて、物語の方だが。
災害物にはつきものの脱出劇に政治の陰謀劇が絡んでくるという面白い展開だった。
大まかな感じは、映画「ポセイドン」を見ているような感覚。
地下鉄だが、地下は地下でも河の下にある地下鉄で、水が入り込んでくるというものだったからだ。
群像劇にもなっていて、いろんな人物が一緒になって脱出を試み、犠牲者が出て・・・。
ベタといえばベタな感じかな。恋愛も絡んでくるのはご愛敬として許しておこう。(笑)

主演のキャスターのクローディアを演じたのは、「ヒットマン・ゼロ」「コブラ11」第4シリーズに出演していた、ゾフィー・シュート。
何気に彼女はActionconcept社の看板女優かと思うくらい意外と出演作品にお目にかかれる。
車を盗もうとした実は金持ちの男ジョンは「ダブルバウンド~」に出演していたグレゴール・テルツス。(好みじゃないが)
自殺願望が強い青年マルコがトビアス君。
カメラマンのスベンがシュトレッカーだったのだ。

トビアス君はいつもながらの生意気小僧で、違う感じの役柄になかなか会えないなあ~なんて思ったりしたのだった。

クローディアの元夫役にこれまた「コブラ11」第6シリーズでゲスト出演した俳優さん。
もう、見知っている俳優さん達ばかりで面白く見てしまった。

しかし、悲しいかなドイツ語ではなかったのだ。
英語の吹き替え版だったのだ。
口と言葉が合わないので日本語の吹き替えで鑑賞。

もうこいうパターンは勘弁してくれよ~。
 

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「アドベンチャーズ」

2010-03-04 21:00:33 | ドイツ映画&ドラマ

Die Schatzinsel 2007年 ドイツTVスペシャル

監督 ハンスイェルク・トゥルン
出演 フランソワ・グースケ ディアン・ウィレムス ユルゲン・フォーゲル クリスチャン・ソーラミッツ クラウス・シュラバー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

Episode1 宝島の地図 
酒場を経営している母親と二人暮らしのジムは、ここから旅立つ事をずっと夢見ていた。
そんなある日、男が突然泊めてくれとやってきて、片脚の男を見付けたら知らせてくれとジムに頼んだ。そして、片脚の男が現れると、男は何かを隠したまま殺されてしまうのだった。
ジムは、殺された男の荷物から片脚の男が探していた宝の地図を発見し、地主のトレローニに宝さがしの話をもちかけた。そして、彼が所有する船に乗り込むのだった。

Episode2 呪われた島 
地図に書かれている島に到着したジム達。
片脚の男フラック・ドックは仲間とともにかつてのボス、フリントが隠した宝を手に入れようと、必死に島の中を探していた。だが、逆に島に住む何ものかに仲間を殺されてしまう。
一方ジムは、一緒に乗り込んでいた船乗りのボビーが待機している船に戻されるのを知り、助けに向かうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
インディばりの宝捜しを想像していた自分には思いっきり拍子抜けさせられた作品だった。
スペシャルドラマだったからか、話の展開もだらだらした感じで、ついていくのに大変だったのだ。

何度も睡魔に襲われたし、何度も早送りにしようかとも思ったし・・・・。
レンタルが2枚だったので、2日間に分けて感想を書こうかとも思ったが、同じ感想しか書けない事に気がつき、まとめて書くことにした。(^◇^;)

宝捜しはそんなに重要ではないように思え、どちらかというと人間ドラマの方の謎が重要だった感じがするのだ。
詳しくは話せないが、一緒に乗り込んだボビーが物語の軸となるからだ。

それでは、
目的のフォーゲルはと言いますと。片脚の男フラック・ドックの仲間のハンズだった。
ちょっと癖のある悪役。いつもながら何かを企んでいるような漂い。

フォーゲル自身は肩に入れ墨をしているのだが、上手く隠した感じの衣裳だった。

肉体美を見せているが、以前、ベノとの共演作品「Nackt」で彼の裸体を見ていた自分としては、そのままの体系を維持しているように思え、凄いなあ、なんて感心してしまったのだった。
なかなか、アクションの切れもよかった彼。
しかし、思ったより出番が寂しかった。(^◇^;)
登場人物が多かったからだけど、
重要な役だと思った割には意外とあっさりでちょっとがっくりしたのだった。
もしかしたら、彼よりもキャリアの上の人が多かったのかもしれない。


そうそう、出演俳優で発見があった。
ドイツのTVドラマ「GSG-9 対テロ特殊部隊」でトルコ系ドイツ人デミア・アズランを演じているビューレント・シャリフが、同じくフラック・ドックの仲間の一人として出演していたのだ。

だけど、寂しいかなセリフがなかった。
まあ、役だから仕方ないけどファンじゃないが、ファンだったら泣くよなあと思いながら見てしまったのだった。(苦笑)

明日は、偶然にも見た作品の中に、偶然にもある俳優さんが出演していたので、その作品を紹介することに。

日本で見られるフォーゲルの出演作品は来月までお預けだからね。(^_-)

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「バーグラーズ 最後の賭け」

2010-03-03 09:17:42 | ドイツ映画&ドラマ

Sass 2001年 ドイツ作品

監督 カルロ・ローラ
出演 ベン・ベッカー ユルゲン・フォーゲル オットー・ザンダー アネット・ハイン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1924年.裁判にかけられている兄弟がいた。ベルリンに住む、ザス兄弟だ。車の修理工場を営む彼らが、銀行強盗犯だというのだが。
今から1年前。
工場を始めた兄フランツと弟エリッヒは、税金の取り立てに頭に来て、地下を掘って税務署に押し入り、バーナーで金庫破りをし、金を盗み出した。これっきりのはずが、味をしめたフランツはエリッヒを言いくるめ次々と銀行を襲い始める。
だが、そんな彼らをギャングが見逃がさなかった。彼らは兄弟に一緒に組もうと言い出すのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
実際にドイツであった話だそうだ。原題の「Sass」は兄弟の名字。
個人的にはこの時代背景も好きだし、アンチヒーローものが好きなので、久々に大好きな作品に出会えて嬉しかった。
ドイツ映画でこんな作品に出会えるなんて、本当に感激したのだ。


フォーゲルが演じるのは主役の兄弟で弟のエリッヒ。
賢い兄に悪く言えばいいように付き合わされる純な弟と言うべき役所。

現在の彼からは想像もつかないくらい、大人しい感じの彼。


バーナーの腕が職人だから、道を誤りさえしなければ違う意味で金持ちになれたかもしれなかったのに。
女性に対してもちょっとウブで、何とも愛らしいエリッヒ。(一途だったもんなあ)
本当に可愛いらしかった。
だって、盗んだ金をこれ見よがしに使ってしまうのだから。

バレるっていうのに、「盗んだ金を使わないでどうするんだよ」ってな感じで高級車を買ってしまうのだ。
ガキっぽくって好きだったなあ。

兄の機転も素晴しかった。
なんたってギャングに復讐するときの作戦が感心したのだ。
上手い!上手すぎだぜ、兄ちゃん!(^O^)v

そのギャングのリーダーを演じた俳優がティル君主演の映画「レボリューション6」で両足を失ったホッテを演じたマーティン・ファイフェルだった。
雰囲気がまったく違うのでびっくりした。
冷酷なギャング役を上手く演じていたっけ。出番は物凄く短かったけども。(^◇^;)

ラストは何となくそんな予感がしていた。
だって、彼らが関ってきたら容赦ないからだ。
ギャングより始末が悪い彼ら。

気になる方は、どうか鑑賞してくれ。

それにしても、あのにいちゃんの振ったサイコロは何?
どう頑張っても同じ目しか出ないような気がするが。
だけど、知っていながらも、兄に従った弟がけなげでじ~んと来てしまった。
男兄弟ってこんな感じなのかな?と思うとちょっと羨ましくも思ったりしたのだ。

話はここで、とんと変わるが。(^◇^;)
昨日の記事になるのだが、来月28日にやっとレンタルが開始されるフォーゲル主演の映画「ウェイヴ」。
監督が同じデニス・ガンゼルだった。
この方「過激 Girls ★ Girls」も手掛けた方で、この作品も面白かったから、益々、期待が大になって来たのだ!

もう一つフォーゲル出演作品が見たいのだが、こちらはドイツ映画祭のみだったらしい。
ダニエル・ブリュールとの共演作品、邦題「僕の友達(原題『Ein Freund von mir』)」だ。
ルーカス君の出演映画「Gigantic ギガンティック」の監督さんなのだ。
この作品も好きだったなので、是非見たいのだ。
ダニエル君の人気がある中、なんとかDVDにならんものかの~。

関係者様、お願いしまっせ!<(_ _)> 

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「RAF/Red Army Faction」

2010-03-02 21:12:39 | ドイツ映画&ドラマ

Das Phantom 2000年 ドイツTVスペシャル

監督 デニス・ガンゼン
出演 ユルゲン・フォーゲル ナデシュダ・ブレニッケ マシアス・ヘルマン ヒルミー・セゼー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1989年、ドイツ。
RAF(西独赤軍派)の第三世代と呼ばれる若者が破壊工作を実行していた。1991年までに政府関係者など7人を殺害。1件の事件以外は未解決のままだった。
1990年10月4日、朝8時30分。
自宅を出たハウスマン財務大臣が爆弾テロに遭い爆死した。
そして、10年後のドイツ、ケルン。
刑事のレオは、相棒と共に前方の車に乗っている人物を監視していた。何の動きも見せない彼ら。だが、レオが席を外している隙に相棒が殺されてしまい、さらに、二人が監視していた人物達も、何者かに射殺されてしまうのだった。
いったい何が起きたというのか?
レオが、捜査を開始すると、二人が見張っていた人物の一人がかつてのRAFのメンバーだったと分かるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週はちょっとブレイクでドイツ作品を紹介する事に。
というのも、もともと注目していたドイツ人俳優、ユルゲン・フォーゲルの違う一面を見せられてしまったからだ。
偶然にも発見出来たこの作品で、自分の中の彼のイメージががらりと変わったのだ。
いや~以外と渋くてかっこよかったぜ。(^_-)
フォーゲルはティル君や、ベノと共演していて、何となく見知っていた存在だった。

しかし、見る度にへんてこな悪役やコメディアンのような存在だったので、あまりいい印象がなかったのだ。
ドイツ映画「裸足の女(原題『Barffuss』)」で、ティル君演じるNickにトイレ掃除を説明する役が強烈な印象で残っていて、最近では「耳のないウサギ(原題『Keinohrhase』)」でドイツ出身のハリウッドスターとしてインタビューを受ける妙な人物を演じていたのだ。(役名は本人の名前だったはず)
一度見れば忘れられない顔の彼。
歯並びの悪さはチャームポイントなんだそうだ。

そんな彼が今回演じたのは、主人公レオ。
相棒の敵を取る為に必死に犯人を追っていくむっちゃ男臭い役柄だったのだ。

単独での捜査。
孤独なヒーローという雰囲気が出ていてすっごく新鮮でめっちゃ素敵に見えたのだ。(自分好みだったと言うべきかな)

物語の方は、彼が事件を追う事により過去のある事件の真相が明らかになっていくというもの。
なかなか難しかったが面白かったぜ。
難しいと感じたのは、自分には聞き慣れない言葉、RAF(西独赤軍派)が出て来たからだ。
昨年公開されたモーリッツ君の映画「バーダー・マインホフ 理想の果てに」を見れば詳しく分かると思うのだけど自分はまだ未観賞。
しかし、同じようにRAFが関っている事件をとりあげた作品「ハイジャック181」(トーマス・クレッチマン出演)を見ていたので少しは理解出来たつもりではいるのだけども・・・。
要は、日本もドイツも一番汚いのは奴等って事。
そして、その奴等の領域に入り込んだ者は・・・となる。

ラストは、いいぞ!レオ!と思いながらもじ~ん(>_<)。
(先読みは出来たのだけどもさ。)

そういえば、
この作品で「コブラ11」にゲスト出演していた俳優さんを二人発見出来た。
1人は、第7シリーズ「ハイリッヒとポール」で詐欺師のおじいさんを演じていたホルスト・ザハトレーベン。
もう1人は、第4シリーズ「危険な来訪者」でやさしい神父を演じていたハインリッヒ・ギスケス
それぞれが何の役柄だったのかは、あえて言わないので、
知りたい人は是非この作品を鑑賞してみてくれ。

隠れたお勧め作品だから。(^O^)v 

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