マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「美女と野獣」

2015-07-08 07:30:18 | クラシック~1950年代 映画

La belle et la bête 1946年 フランス作品

監督 ジャン・コクトー
主演 ジャン・マレー ジョゼット・デイ マルセル・アンドレ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
子供は皆、人が話す物語を信じ疑らない。無邪気に事をそのまま伝えるのだ。
見ている皆さんもその世界を覗いて見て欲しい。さあ、この呪文を唱えましょう。
「開け~ごま!」 Byコクトー

むか~し、むかし、あるところに~。

庭で矢を射る練習をしている、兄のリュドビックと彼の友人アヴノン。思わず家の中に入ってしまった。
三姉妹の一番下、ベルに当ってはいないかと、心配して駆けつける2人だったが、彼女は、上の姉2人の世話に大わらわだった。
彼らの父親は商人で、船がことごとく沈没してしまった為、今は貧乏暮らしをしていた。そん中、一つだけ無事だったとの知らせを受け、父親は港へと向かう。だが、借金返済にすべて取り上げられてしまった。
失意の中帰路に着くと、途中で道に迷ってしまい、ある城にたどり着く。そこで、美しいバラを見つけた父親は、下の娘ベルの望みだけでも叶えようとバラを摘み取った。
すると、そこへ野獣が現れ、お前の命が欲しければ身代わりをよこせとせまった。その事を聞いたベルは、自分が行くと言って野獣が住む城へ行くのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
白黒だけど、この時代にしてはすっごく手が込んでいる作品だと分かる。
野獣のメイクからして、絶対大変だったろうなあ~と。カラーにしたら、どんな感じなんだろう?

怪しげなお城の仕掛けは単純。
燭台の軸は人の腕だった!!
逆にそれが、おどろおそろしい妖艶な城という雰囲気を見事に表していた。すげ~上手いよ。その発想が素晴らしい。

ベルが着ているドレス類も素晴らしいだろうなあと思った。それに、すっごく綺麗な感じだった。(色がないけども)

野獣を演じたジャン・マレーは、当時の美男子で、監督の恋人(?)だった俳優さんらしい。
いつも思うが、特殊メイクはご本人の顔を隠してしまう。自分の顔があんな感じになったのって、どう思ってたんだろう?

さて、昨日から話してる、キーワードと参りましょう。ネタバレあり
「呪い」 王子の両親が精霊を信じなかった為に掛けられた 
「バラ」 ベルが城へ来るきっかけ
「ガストン」 兄の友人アヴノン。ベルにプロポーズするが、断られる。野獣から彼女を助け出す為と、彼のお宝を奪う為に、城へ向かう 
「父親」
 商人

やっぱり同じフランス制作なので、昨年公開された映画と設定がほぼ同じ感じだった。
あの作品も原作に近いとは言っていたから。
そうそう、オープニングの俳優紹介などが、黒板のチョークの字というのが、むっちゃ個人的には新鮮だった。
そういう演出もいいな~って。

明日は、ドイツのスペシャルドラマ版を紹介しようと思う。
野獣役が、彼だって知って速攻で鑑賞したからさ。


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