マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-」

2013-07-25 08:54:49 | ドイツ映画&ドラマ

Amen. 2002年 フランス・ドイツ・ルーマニア・アメリカ作品

監督 コスタ=ガヴラス
出演 マチュー・カンヴィッツ ウルリヒ・トゥクール セバスチャン・コッホ マーセル・ユーセル ウルリッヒ・ミューエ マティアス・ケーベルリン 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

1936年。国際重要課題について研究と議論の場がもうけられていた。そこへ、一人の男性が突然現れ、銃を持ったまま出席している人々に紙をばらまき、その場で自殺した。
彼は、ユダヤ人が迫害されている事を講義したのだった。
ゲルシュタイン中佐は、チフスの撲滅の為に装置を開発している科学者だった。
ある日。
その装置が使われているという施設を訪れると、そこでは、ユダヤ人虐殺の道具として使われていた。彼はショックを受け、なんとか彼らを救おうと教会へ行き、宗教的な面から虐殺を止めるよう忠告して欲しいと願い出る。だが、中立の立場を保つ教会は、それを拒否。
しかし、一人の神父リカルドが協力すると申し出てくれるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
人々の為にと開発しているものが、虐殺の道具に使われていた!
科学者としては、ショックだけども、さらなる改善を求められ受けない訳にもいかない。辛い葛藤だったと思う。

何せ、びっくりしたのが、
ナチスは、ユダヤ人もそうだが、精神を病んでいる人々も虐殺の対象にしていたという事。
そんな所まで徹底していたとは。
虐殺の場面を見て、
平気でいる人物とショックを受ける人物。同じ軍の中でもやっぱり違いはあるんだなあ~と思った。
ちょっと安心した。
人間としての良心がちゃんとある人が居たことを。

教会が拒否する理由も変わる。
神を信じるすべての人を救う立場だから、一種の人々だけと限定するのは無理というもの。
平等もこうなると不公平になるのかと意外な視点が勉強になった。
仕方ない事とはいえ・・・。

なにせ、この中佐が行っている事が、いつドイツ軍にばれるのかとこっちはハラハラしっぱなしだったよ。

実は、脇の脇の脇役でケーベルリン君が出演していると知ったので見た作品。
どこだ?どこだ?と楽しみにしていたら、主人公がある人物と話し合いをするバーで、勲章をもらいお祝いをしてもらっている兵士の役だった。
セリフはあったけども、物語的な、からみはなし。
それに、まあ、若かったなあ。(^◇^;) 出番はそのワンシーンのみで久々の掘り出し物でした。(爆)

ドクターというキャラが出てきて、この人がやけに頭が切れていやらしい人だ~と思ったら、演じていたのが、「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエだった。上手い!上手すぎ。
まったく彼だとは気がつかなかった。雰囲気全然違ってたから。(^_^;)

一人の勇気が後の世界に情報を与えてくれた。
記録しておくことは、重要だなあ~と思ったのだった。


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