Coriolanus 2011年 アメリカ作品
監督 レイフ・ファインズ
出演 レイフ・ファインズ ジェラルド・バトラー ジェームズ・ネズビット ヴァネッサ・レッドグレーヴ ブライアン・コックス
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ナイフの手入れをしながらTV画面を見つめる一人の男。ローマで穀物倉庫を守るケシアス・マーシアス将軍の姿だった。
ヴォルサイ人のテロリーダー、オーフィディアスは、その倉庫を狙うもケシアスに阻止されてしまった。
何度となくローマを救った彼に執政官にという話しが持ち上がるが、政治家の中ではそれを良しと思わない連中もいて、その中のシシニアスにより執政官どころか国から追われる身となってしまった彼。
そして、行きついた所は、長年の敵でもありライバルでもあるオーフィディアスの所だった。
オーフィディアスは、彼のことをコリオレイナスと呼びその名のまま仲間に加わった。
そして、自分を追いやったローマを逆に襲うのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
シェークスピアの作品を現代風にして、俳優のレイフ・ファインズが監督し主演した作品。
シェークスピアの中にこんな作品があるとは知らなかった。
一度はきちんと作品を読んで見たいとは思っているのだが、なかなか、どうして、続かない。やっぱ、難しいんだよねえ~。
個人的な見解なのだが、大抵、俳優さんが監督すると、作品の雰囲気がその人の人柄を垣間見せてる気がするのだ。
考えが分かるというか、頭の中をのぞき見るというか。
なので、ファインズ氏の考えってこんな感じなの?と思ってしまった。
どんなに腕が立つ人間でも、彼のその信念は時として周りの人間を苦しめる。
傲慢ということもあるが、他の人の嫉みも入っていたのかも。
だから、追い出された。
見終わって仕方ないのでは?とも思えたり、だんだん、自分自身もそうなのかも知れないと思ってしまって悲しくなったりもしたのだ。
マザコンっぽく見えたが、厳しい母親の元ではプライドが高くなってしまうのかも、何となく分かる気がするし。
それでは、本題のバトラーさんはといいますと、敵のリーダーオーフィディアスでした。
敵だったのに彼を受け入れる寛大さ。素晴らしい。
だから、ラストも分かる気がした。
かっこよかったしね。
彼の最近の役柄は、こういう一本筋が通った人間を演じる事が多い。
次回もそんな感じです。(^◇^;)