マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ベル~ある伯爵令嬢の恋~」

2015-08-13 08:25:48 | 好きな俳優 マシュー・グード

Belle 2013年 イギリス作品

監督 アマ・アサンテ
出演 ググ・ンバータ=ロー サラ・ガントン トム・ウィルキンソン エミリー・ワトソン サム・リード マシュー・グード 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1769年、植民地帝国である英国は、奴隷貿易が中心だった。
港に馬車が入ってくる。1人の男性が黒人の女の子に声を掛けた。
「母親似だ」
彼は、そのまま少女を連れ去っていく。
英国海軍士官のリンジー郷は、叔父で主席裁判官のマンスフィールド郷に、連れて来た黒人の少女にきちんとした養育をしてほしいと頼みに来ていた。
彼女は自分が心から愛した人の子で、名前も「ダイド・エリザベス・ベル・リンジー」とつけていて、遺産の相続権も得て欲しいと熱心に願い出ていた。最初は肌の色が違うと拒絶していたが、同じように甥っ子の娘、エリザベス・マレーを養育している彼は、彼女の遊び相手として引き受ける事に。
時は流れ、2人は年頃になる。
結婚相手を探す中、ダイドは、叔父の所に来た牧師の息子で法律系志望のジョン・ダヴィーニェーと出会う。ちょうど彼は叔父と共に、ゾング号事件を調べていたのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
あらすじの続きを解説すると、この事件が、英国の奴隷制度廃止へのきっかけになる裁判という事になるようだ
奴隷を運んでいたこの船は、保険を掛けていた。
港に着く前に奴隷に病気が広がってしまい、売り物にならないので、それだったら、保険金を貰おうという事で、その奴隷を海へ捨てたのだ。
奴隷を「商品」とみるか、「人間」とみるか、という裁判に発展していった。

ベルは、黒人。
貴族社会で育てられたが、まだまだ、同席しての食事などが彼女の立場でも許されなかった。大きくなり、彼女は分かっているつもりでも疑問を抱く。
どうして、肌の色が違うだけで、こんなにも待遇が違うのか?

なんたって、
エリザベスとのお婿さん探しがまあ、シュールだった。この時代、政略結婚なんてざらな時。
エリザベスは、同じ肌の色だが、財産がない。しかし、ベルは、肌の色が違えども財産持ち。
貴族といえども、金がなければ、一族の継続は難しい。
殿方は、さあ~どちらを選ぶ?

イライラしたのは、言うまでもないが・・・。( ̄。 ̄;)

それでは、
目的のマシュー君はと言いますと。ベルを連れて来た海軍士官リンジー郷だった。
オープニングだけの出演シーンだったけども、叔父に願い出る姿がめっちゃかっこ良かったのだ。
自分の愛した人の娘に、自分と同じ身分を与えてうやってほしい。それが、愛した人への気持ちだから。
遊びではなく本気だったという誠実な感じがむっちゃ素敵だったのだ。
いや~ん惚れ直したわ~。(何度目?)

明日は、春公開されたあの作品を。10月にはDVD化されるからね。 

コメント
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