マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「感染都市」

2009-05-26 09:15:41 | ドイツ映画&ドラマ

Killergrippe 2008 2007年 ドイツTVスペシャル

監督 リヒャルト・デドカーン
出演 オリヴァー・カイ・ボーテ アンネ=カトリン・ブーツ ヴァン=ラム・ヴィセー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
2008年。世界は死のウィルスにのっとられた。
8月17日に鳥インフルエンザが変異し、人に感染し始めたのだ。発生場所が、ベトナムのハノイ市だった為に『ハノイ・ウィルス』と名付けられたそのウィルスは、あっという間に世界中へと広がった。
ドイツにもその脅威が。
政府は【パンデミック=大流行】を防ぐ為に対策を困じる。だが、ウィルスの勢いは止まることを知らなかった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週もドイツ作品を紹介しようと思う。
まずは、リアルタイムでこの映画のご紹介。

実は、ドイツ関係で面白くて素敵なブログを書いていらっしゃるありちゅんさんが、紹介してくれていた作品なのだ。
(作品紹介の記事場所→ほにゃく犬の字幕ほにゃく日記
その中で、空港での検査の仕方とか、ワクチンの制作期間などが描かれていると聞いて、早速レンタル店にダッシュ!して観賞したのだ。
(ありちゅんさん、いろいろとdankeです!!)

物語全体はドキュメンタリー風。
娯楽という点では掛けるが、それが逆に自分には良かった。

元来、ドキュメンタリー映画は苦手で一切見ない。
何度も言っている通り、「映画は娯楽だ!」と思っているので、どうもダメなのだ。

さらに、
ドキュメンタリーな感じの作風もどうも苦手だったのだが、この作品は何故かすんなり見れたのだ。
現在の日本の状況化に似ているという事もあったかもしれないが、現実っぽいが、架空のお話というのが、良かったのかもしれない。

演じてる方々は、みんな役者さんなのだが、
最後に本物のお医者さんとかが、出演して警告するのだ。
これは、何もかも大袈裟に表現されているが、本当に起こったら、これと同じような状況化になると。

ある意味、映画「デイ・アフター・トゥモロー」と同じ。
あの作品は娯楽性が高いが、あんな早さではなくても、このまま温暖化が進めば、データーからすると同じ結果を導くらしいから。

ドキュメンタリー風なので、経験者の「あのときは~」のインタビューがいろんな物語の導入部になる。
中でも印象に残ったのが、
看護婦をしているシングルマザーの話と、警察に捕まった青年の話だ。
シングルマザーの話は、どんなに気をつけていても、感染してしまうというのも。
最後も悲劇だった。
まあ、ラスト悲劇はドイツらしいので、いいのだが、なんだかとっても切なかった。
それと、警察に捕まった青年。
あの時は冷静さに欠けていたという理由でだ。

何が怖いかって、
ウィルスうんぬんよりもそれによって生み出される差別と恐怖心が恐ろしい!

そう、怖いのは自分たち、人間。
ウィルスも徐々に人々を苦しめるが、人間が一番爆発しやすく恐ろしいという事。

よくパニックを怖れるが、今回はそうとうそれを実感した。
だから、
自分は冷静に情報に耳を傾けて、無謀に恐怖心を持たないこと。
そして、人を信じる強さを身につける事だと思ったのだった。
いろんな報道だって、疑れば切りがない。
いつも思うが、何故に報道よりもうわさ話をみんな信じるのだろう?
そういうのも気をつけたいと思った。

なんだか、映画の感想でなくて、議論文みたいになってしまったが、まあ、こんなのもありかな?と思って勘弁してくれ。(爆)

みなさんも是非見て、自分の中で論議してほしいなあ。

そういう点では本当にむっちゃ面白い作品だったから~。(^^)v 

コメント
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