この先の
旧暦72候をみると
5月5日「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)
5月10日「蚯蚓出」(きゅういん<みみず>いずる)
5月21日「蚕起食桑」(かいこおきてくわをはむ)
と
これからは
徐々に気温、湿度共に 高くなっていきます。
本年5~6月は
例年よりも気候不順傾向にあるので
雑菌も繁殖しやすくなり、
グリーン面への病害の侵入も気になります。
これからの季節は
ファイトケミカル的な
抗菌作用のある資材を使いたいところです。
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米グロース・プロダクツ社の
クレア社長は
バイオケミストリー博士(Ph.D)でもあり、
天然由来資材で
抗菌作用のある資材を創る事に意欲的です。
100%天然の浸透資材「ハイドロ・マックス」には
北米大陸に自生する「ユッカ・シジゲラ」の抽出物を使用し、
その成分の
ステロイドやポリフェノールは
消炎効果や腐敗抑制・硫化ガス除去効果
を持っています。
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これからの高温多湿時期に
おすすめなPK資材が
「ミスト12号(3-18-18)」です。
「ミスト12号(3-18-18)」は
晴天時は
6%の亜リン酸を葉身から吸収し、
気候不安定な時期でも
12%は 分子の鎖の長い 緩効性リン酸 なので、
10日間~2週間に渡り、
表層土壌に留まり、
無駄なく リン酸とカリウムを吸収します。
☆
でも、
「ミスト12号(3-18-18)」のユニークな特徴は
0.5%の柳(ヤナギ)抽出エキスを
含有しているところです!
柳の樹皮に
鎮痛効果・解熱効果、
消炎効果(雑菌の繁殖を抑制する効果)がある事は
紀元前から知られていたそうです。
☆
紀元前5世紀頃に活躍した
現代医学の父ヒポクラテスは
柳の樹皮を医療に用いていたそうです。
☆
1887年
ドイツの製薬会社バイエルの研究者が
柳の樹皮の抽出エキスから得られる
サリシンという物質の分解物、
サリチル酸を(*「サリチル」はラテン語で「柳」)
加工してアセルサリチル酸を合成しました。
これが今でも汎用されている
解熱鎮痛・消炎剤の「アスピリン」なのです。
☆
釈迦は
口臭を除く、
口の中の熱を除く、たんを除く等の
利点ゆえに
歯を磨く事を指導しました。
その後、三蔵法師がインドで修行し、
中国に戻り、
「歯木」で歯を清掃する習慣を広めました。
中国仏教では
歯の清掃に
楊柳(ようりゅう)の小枝が使われた為、
この「歯木」が
「楊枝(ようじ)」と呼ばれるようになりました。
歯磨きは 仏教の伝来と共に日本にも伝わり、
今でも「柳ようじ」は
ありますよね!
☆
中国の古典には
「柳の枝を使った楊枝は
歯痛の時噛めば、
虫歯の雑菌の繁殖と
炎症を抑え、
痛みが止まる」と記載されているそうです。
高麗仏画に描かれた
病苦からの救済を使命とする
楊柳観音(ようりゅうかんのん)は
右手に
「痛みの救済」を象徴する
柳の枝を持って描かれています。
☆
柳のパワー、
是非試してみて下さい!
(^^)