12月25日、ハノイ(ノイバイ)発、ソウル(インチョン)行きの出国審査時にトラブルがありました。
当日は、23:50発という深夜にもかかわらず、会社の副社長がマイカーで空港まで送ってくれ、教育部の副部長も一緒に見送りに来てくれました。二人にチェックインを手伝ってもらい、イミグレーション前でお礼を言って別れました。
会社出発 25日午後9時半
ハノイ・ノイバイ国際空港
左はQ副社長、右はC教育副部長
Q副社長は日本へ留学経験があり社長の秘書をしています。日本語堪能で社長の右腕です。
二人と別れ、一人でイミグレーションに向かうと、韓国人が大勢並んでいて、皆スムーズに出国手続きが進んでいます。私もビザの更新をしたばかりでしたので、スムーズにいくものと思っていました。
ところが、私の番になり、審査官が私のパスポートを審査していたら、「レジデンスカード?、レジデンスカード?」と連呼してきました。
11月に、ハノイの日本大使館でパスポートの更新手続きをして、新しいパスポートを発行してもらいました。その際、パスポート№が変更されたので、レジデンスカード(2年間有効の一時滞在許可証)に記載してある旧パスポート№を新しいパスポート№へ変更なければなりません。
ベトナムの入国管理局へ行き、レジデンスカードに記載している旧パスポート№の変更手続きをしたところ、レジデンスカードそのものを押収されましたので、私の手元にはありません。
手元にあるのはその代わりに発行された「3か月のシングルビザ」です。
先のイミグレーションの審査官はそのことを言っているのです。「レジデンスカードはどこだ? レジデンスカードはどうした?」と言っているようでした。ないのでないとしかいいようがありません。
私はベトナム語が分かりませんし、会社の副社長はイミグレーションの前で別れたので通訳してもらえません。
困り果てました。後ろには長蛇の列が続いています。
その時、思ったことは、「ああ~だめだ~。出国できない、飛行機にも乗れないし、予約しているホテルもキャンセル、ハイヤーもキャンセル・・」
と絶望的になりました。
その時、審査官が別のブースにいる審査官を呼んで2~3人で話し込んでいます。
私は生きた心地がしませんでした。
そして、協議していた他の審査官が自分のブースに戻った時、私を担当している審査官がパスポートにスタンプを押しました。
スタンプ・・今、日本へ入国する際には顔認証ですからスタンプを押しません。でも、ベトナムは顔認証ではありませんのでスタンプを押します。
そのスタンプの音を聞いた時、安堵感で崩れ落ちそうでした。
あ~あ、日本へ帰れると・・・