今年の8~9月頃、友人のTさんから連絡がありました。友曰く「羽田でも、成田でも愛車を飛ばして迎えに行くから、真剣に帰国を考えたらどうですか?」
その言葉を聞いて、6000キロ離れた遠い空から、いつも私のことも気に留めてくれる友に
「ありがとう、でも、もうしばらく現地で頑張ってみるよ。もう少しすればコロナの状況が改善するかもしれないから」と返事をしたのでした。
しかし、その後の現地の状況は更に悪化の一途をたどり、会社の閉鎖は続いたままで全く再開の見通しが立ちませんでした。
仕事がない、給料がない、毎日することがないという状況が続きました。
そして、感染者が16,000人を超えた頃から、「これは危ない、現地にとどまっていたら、いつ誰から感染させられるかもわからない」と恐怖を覚えました。
このままでは、だめだ。行動を起こさないと。
友の言葉が私の背を押してくれました。自分と家族のことをもっと真剣に考えようと。
そして、一時帰国ではなく、永久帰国を決め、そのために何をすべきか行動に取り掛かったのです。
そして、いろいろな困難を乗り越えて、無事、日本へ帰国出来て、今、当時を振り返り、背を押してくれた友の言葉にただひたすら感謝しています。