takatoriasia

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郷に入っては郷に従え!

2015年12月24日 | サイゴン生活

 そう、「郷に入っては郷に従え」なんです。いい意味でも悪い意味でも。

 例えば、日本で食堂に入り、自分のテーブルに塩や胡椒などがなくて、隣のテーブルにはあるとすると皆さんどうしますか?。たぶん店員を呼んで「・・がありません」と言うか、隣の客に「すみません」と一言言ってそれを使うでしょう。

 でも、ここじゃそうじゃないんです。えっ?

 自分の欲しいものがあるテーブルにつかつかと行って、一言の断りもなしにそれを持っていくんです。

 ここに来た当初はかなりびっくりしたけど、これも「郷に入っては郷に従え」。

 こんなことでストレスを抱える方が馬鹿げていると思うようになったんです。

 それと、これが一番違うことかな。

 「電話の応対」。例えば相手と面と向かって話をしている時、誰かから(たぶん友人か家族)電話がかかってきたとします。

 その電話にでるかどうか。出るとしても目の前に話相手がいるんだから、一言「すみません」があってもいいものをと思うんだけど、それはほとんどない。

 電話中、待ちぼうけを食わされて、話題も寸断されてストレスを感じたものです。

 でも、ここは日本じゃない。これがここのスタンダードと思えばいいだけのこと。

 異国で生活すると、非常にストレスに感じることがある。

 私が勤務するH大学は日本の5つの大学と交換留学協定を締結しているので、毎年5~6人がその大学に留学する。

 私が心配するのはこうした習慣の違い。授業中に電話に出たり、相手と面談中にも関わらず友人や家族からの電話に出ると、日本では相手方はどう思うか?

 私はここで生活しているので、ここの習慣に合わせざるを得ない。でも日本に留学する学生には、「日本じゃそれはだめだよ」と習慣の違いを教えるのも私達日本人教師の役割だと思う。

 

 

 


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