サイゴンでレストランや屋台などに入ったときに、店員は黙って席を指差し「座れ」みたいな感じで案内する。会計のときも、黙ってお金を受け取り、一言も発せず目の前にお釣りを差し出す。外国人だから話すのが面倒だからかな?と思って他のベトナム人客への対応を見ているとまったく同じ。「ほんとうに仕事がいやでいやでたまりません」と言っているようだ。でも見方を変えるとここではこれがあたりまえなのかもしれない。
V大学の正門の近くに8月、ファミリーマートがオープンしました。この店の接客は日本と同じです。客が店に入ると「○○・・・・シンチャオ」(○○は聞き取れない、こんにちは)とあいさつして、会計の時も同じようにあいさつする。この店は、弁当、アイスクリーム、ビール、カップラーメン、ヨーグルト、牛乳、日用雑貨など品ぞろえは日本とほぼ同じ。製品はすべてベトナムで作られているようだ。店のターゲットは、V大学とその近くにある別の学校の学生だろう。カウンター席が8あって店内で飲食できるので、私も講義の間にエアコンのなかで涼をとりながらヨーグルトを食べています。
下は最近よく通っているバインミーの屋台のお姉さん。
会計をするときに、「カモン(ありがとう)」と小さい声で言う。また、「レバーペーストを多くしてね、マヨネーズはいらない、豚肉はいらない、その代わりにうずらの卵を入れてね、生唐辛子をたくさん入れてね」という私の注文を覚えてくれているので、次からは何も言わないでもそのとおりに作ってくれる。
それが嬉しくて最近、朝と夕方の2回通っている。もうひとつの理由は、大学の正門から歩いて1分という近いところにあるから。写真の中央の白い建物が大学。