テンポ。リズム。拍節感。律動・・・。
どれも音楽上の動きを表す言葉ですが、微妙に
ニュアンスは変わってきます。
「テンポ」は、音楽全体の速さを表します。
例えば、イメージとして、歩くくらいの速さであったり、走るくらいの速さであったり。
「拍節感」は4拍子とか3拍子の感覚。
今回、とりあげたいのは「律動」
(「リズム」の日本語訳ですが、あえて律動で。リズムという言葉は現在の日本では
かなり広い意味で使われているので)
クラシック音楽の根底には必ず、必ず「動き」があります。
指揮者はオーケストラの道しるべでもありますが、舞台上で唯一
音楽を主に体の動きで表現している音楽家であるともいえるわけです。
で、その指揮者はほとんどずっと動いています。
音は、音から音へ「向かった」性格をもって初めて音楽になるわけで、その前は
単に音にすぎない。
多分に主観的な感覚ですが、演奏者本人がそれをわかって、その動きの上に
自分自身をのせないと、聞いているひとにはなおのこと伝わらないものです。
私はよく、こどもたちに説明するときに、昔ながらのメトロノームをみせて
「よーく見てごらん。どんなにゆっくりでも、ずっと動いてるよ」
と言います。
実際に、演奏して違いを聞き比べさすと、一目瞭然。
また、先日、ある方に、ボサノバについてお話を伺ったとき
「点で意識するというよりかは、線を意識する」という話を伺って
ああ、なるほどなあと思いました。
昔、私が学生のころ受けたレッスンで、ある日、
「あなたの音楽、死んでるわよ」と先生に言われたことがあります。
生きている音楽と死んでいる音楽の差の一端も、ここにあるんではないかと
今更ながらに思うわけです。
どれも音楽上の動きを表す言葉ですが、微妙に
ニュアンスは変わってきます。
「テンポ」は、音楽全体の速さを表します。
例えば、イメージとして、歩くくらいの速さであったり、走るくらいの速さであったり。
「拍節感」は4拍子とか3拍子の感覚。
今回、とりあげたいのは「律動」
(「リズム」の日本語訳ですが、あえて律動で。リズムという言葉は現在の日本では
かなり広い意味で使われているので)
クラシック音楽の根底には必ず、必ず「動き」があります。
指揮者はオーケストラの道しるべでもありますが、舞台上で唯一
音楽を主に体の動きで表現している音楽家であるともいえるわけです。
で、その指揮者はほとんどずっと動いています。
音は、音から音へ「向かった」性格をもって初めて音楽になるわけで、その前は
単に音にすぎない。
多分に主観的な感覚ですが、演奏者本人がそれをわかって、その動きの上に
自分自身をのせないと、聞いているひとにはなおのこと伝わらないものです。
私はよく、こどもたちに説明するときに、昔ながらのメトロノームをみせて
「よーく見てごらん。どんなにゆっくりでも、ずっと動いてるよ」
と言います。
実際に、演奏して違いを聞き比べさすと、一目瞭然。
また、先日、ある方に、ボサノバについてお話を伺ったとき
「点で意識するというよりかは、線を意識する」という話を伺って
ああ、なるほどなあと思いました。
昔、私が学生のころ受けたレッスンで、ある日、
「あなたの音楽、死んでるわよ」と先生に言われたことがあります。
生きている音楽と死んでいる音楽の差の一端も、ここにあるんではないかと
今更ながらに思うわけです。