先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

アレグロ

2011-03-27 15:24:24 | レッスン日記
クラシックの音楽用語は、イタリア語が多いです。
それは、第1次オペラブーム(?)がイタリアで始まったことかららしいのですが、
(モンテベルディとか)、ほとんどイタリア語といっても過言ではありません。

そんなわけで、音楽の言葉がイタリアでの日常会話で使われていることもしばしばあります。

一番、私たちに身近なのは「dolceドルチェ」

音楽用語の訳では、「やわらかく」というふうに訳されていますが、
イタリア料理のお店に行くと

    本日のドルチェ

って書いてあったりします。

このドルチェの意味は「デザート」という意味。


なので、楽譜に書いてあったら、



  ふわふわのマシュマロみたいなお菓子を想像して弾いてごらん


と言って生徒に説明したりします。


もうひとつ。


    Allegroアレグロ


音楽の世界では、「速く」という意味でつかわれますが、そもそもこのアレグロには
速いという意味はないそうです。


では、何か?


それは、「楽しい」とか「愉快な」とかいう意味らしいです。
そんなときは結構ゆっくりより速い感じのほうがふさわしいということでしょうか。


なので、もし、イタリアでタクシーに乗って空港まで急いで行ってほしいときに
タクシーの運転手に

「アレグロ、アレグロ!!」

といっても、タクシーの運転手さんは、歌ったり冗談を言ったりはするでしょうが
決してスピードは上げてくれないらしい(笑)


そういうことを知ってると、またその曲や、言葉へのイメージが深くなって
面白いとおもいます。


詳しくは、全音楽譜出版からでてる「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし」で。
興味のある方は、ぜひ!


コメント
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