Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

その男、Ricardo Miguel

2018-12-15 21:25:25 | Life in USA by Tak

その男の名は、Ricardo Miguelと言う。リカルドと呼ぼう。母親はシカゴ生まれのアメリカ人、父親はブラジル人。母親の母、おばあちゃんはまだシカゴで健在で、齢107歳とか。リカルドは23年日本で育ち、日本人を娶った。二人の間には一男一女を授かり、兄21歳、妹19歳で、二人とも日本国籍、横浜の大学で学んでいる。妻の実家は会津若松で、実家はラーメン店を営み、繁盛しているそうだ。リカルドは日本で空手を学び、プロの格闘家として活動、46歳となった今も、プロの仕事をしながら、ブラジルのサンパウロでハイヤーのドライバーとして稼いでいる。見事な国際派家族だ。おそらくお父さんは日本に出稼ぎに出かけ、その際、リカルドを伴って行ったのだろう。馴染めない日本の生活の中で、支えは空手だった。もともと素晴らしい体格の持ち主であり、メキメキと力を付けたに違いない。さて、ブラジルにはこうした国際派が多い。実に多い。もともとの国の成り立ちからしてアメリカと同様にヨーロッパからの、それもいろいろな国からの移民、現地のインディオ、アフリカからの移民、日系人など、世界中からの移民で成り立っているわけで、国際結婚にも抵抗がないのだろう。昨日会った人も、一人はドイツからの移民の子孫、もう一人の奥さんは日系人と、もう、日本では考えられない多民族国家。日系人の数は、正確には分からないが最大で200万人とも言われているが、実は、日系人社会は意外と閉鎖的で、結婚も日系人同士が多いんだそう。先の日系人と結婚した彼は珍しい。リカルドは、日系人ではなく、日本人と結婚したのであり、これはよくあるケースのようです。
サンパウロで出会った、オモロイ、リカルドのお話でした。