正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

PIAGET婦人用の手巻き時計とシチズンの手巻き時計を修理しました

2011年09月30日 | インポート
昨日も閉店後ビルの全体の会議があり、終わってからの修理になりました。
お店に戻ってきたのが10時頃で少し休憩と準備をして10時半からのスタートです。

 始めは婦人用のPIAGETの手巻き時計です。
かなり薄型の時計なので修理する時計は毎回緊張します。部品の入手も難しい時計です。
ヒゲゼンマイに汚れが付着し、正常に動かない状態でした。
分解し、洗浄、注油して組み上げました。
特にテンプ回りには組み上げ時気を使いました。
テンプの受け石も薄いので油の量も難しい時計です。
タイミングの調整も終えて今日順調に動いています。


次はシチズンの婦人用の手巻き時計です。
コハゼのバネが折れていました。
分解掃除、コハゼバネの交換、ケースの洗浄をしました。
婦人用の手巻き時計の中では高級な機種だったみたいで受け石がたくさん使われていました。
あと歯車に毛ボコリがついていました。



こちらも今朝順調でした。

今日はクイーンセイコーの時計とオメガの再点検をしてから帰る予定です。
遅くなりそうな予感です。