Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

浅間山外輪 牙山~剣ヶ峰 その1

2018-11-19 21:40:23 | 山登り・トレラン

11月19日、浅間山の外輪山にある牙山(ぎっぱやま)から剣ヶ峰に行ってきました。

この日はクライミングのパートナーもいないので、施設に入所している実家の母に会いに行こうと決めていたんですが、母に会いに行く前にどこか山に登ってから行こうと思いたち、牙山と剣ヶ峰に決めました。実は母の実家は登山口に近いところなので、母の故郷の山でもあるのです。

これは浅間山です。

牙山は標高2111mの岩山で、ふもとから見上げると非常に険しい峰です。剣ヶ峰は標高2281m。ふもとから見上げた姿は牙山と対照的で円錐形の美しい形をしています。しかしどちらの山も登山道が地図に載っていない。登られていないわけでもないのでしょうが、私はネットなどで調べていくのは好まないので、地形図を眺めながらルートを決めます。本当は厳冬期に行きたかった山でしたが、もうそんな気力もなくなってきたので無雪期のバリエーションルートとして登りました。

標高1400mほどのところにある「浅間山荘」を出発。7時に出ようと思っていたのに寝坊して8時出発になってしまいました。ルートは沢に取るし、岩山なのでロープ、ハーネス、バイル、ナッツやピトンなどの登攀具を用意して出発しました。

 

蛇掘川源流の赤い流れに沿って登山道を登ります。

 

一の鳥居への途中、怪峰と呼ばれる牙山が見えてきます。この正面にルートを取る予定です。

 

こんなボルダーがいくつもあります。特大のホールドで強傾斜。楽しそう。

 

8時40分、ここまで40分ほどで「不動滝」(二ノ鳥居)に着きました。この滝の上にも「大日滝」というのがある。

 

さらに登山道を数分登ったところの緩傾斜帯から沢に降りました。小さな流れに沿って沢を少し遡行すると涸れた右俣が出合うので、そこを詰めます。

 

浅い沢状を詰めると岩場に突き当たります。9時半。左上に抜けられそうにも見えますが、地形的にはその先は切れ落ちた岩壁の可能性が高いので、岩の基部を右に巻くことにしました。岩場を右に回り込むと、以外にも傾斜はさほど強くなく、獣道らしき踏み跡を利用して上に抜けることができました。(Ⅲ級くらいの岩登りもありました)。あとはなるべく左寄りのリッヂに近いところの獣道を使ってダイレクトにピークを目指します。途中、シャクナゲの藪漕ぎに体力を吸い取られましたが。10時40分にピークに到着。ピークにはやはり何も人工物がなかったので普通の登山者は来ないところなのでしょう。

 

牙山に登る途中に撮った写真ですが、牙山からこの岩峰を巻いて剣ヶ峰に向かいます。

牙山から稜線を東に向かうとすぐに険しい下りになる。ロープを出そうかと考えたが、深い溝があり、そこをクライムダウンできそうだったので、バイルも使いながら下った。そのあとは上の画像の岩の基部に到着したが、この岩峰をどう巻こうか思案。北側からは巻けそうもないし、のっこすこともソロでは不可能そうだ。南側に下って巻くしかなさそうなので下ってみると、基部に踏み跡らしき形跡があった。獣道なのか?人を連れて来たら絶対ロープを出すようなトラバースもあったが、ソロなので出さない。でも慎重に・・・。せっかく登った高度を減らす残念さは否めないが、巻いてみるとその先はさほど危険個所もなく剣ヶ峰に近づいた。

続きはその2で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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