Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

瑞牆 天鳥川北の沢右岸スラブ

2014-05-26 23:03:32 | フリークライミング

5月26日。瑞牆に行ってきました。天鳥川(あまどりがわ)北の沢右岸スラブという岩場です。2003年ごろ、我々の手で拓いたエリアです。

月稜会の2人が、マルチピッチの練習がしたいというので、たった2ピッチですが、練習のできるこのエリアにしました。スラブとクラックが中心のエリアです。高難度のルートはありませんが、ほとんどがグランドアップで拓かれたため、ボルト間隔は遠いところが多く、ランナウトがいやなら、決めズライNPを決めなければならないので、初級者向けのエリアとはいえません。

「虹を追いかけて」5.9を登る岳人先輩。

このルートはこのエリアの最初の1本でした。

登るのは難しくありませんが、ボルトだけで登るとランナウトします。

35mあるので、途中に下降用の支点があり、そこでピッチをきって、2ピッチに分けて登ることが出来ます。

 

うめちゃん先生がおなじ「虹を追いかけて」をリードします。

グルーブからフレークのレイバック、そこからスラブ、ダイクのトラバース。

最後は再びグルーブ、と変化に富み、弱点を突いた好ルートです。

 

岳人さんが次に登るのは「執念の掃除婦」5.10cです。

スラブからグルーブ、そこから核心のスラブ。核心の上で大ランナウト。

その上はやさしいスラブとハング。最後は「虹を追いかけて」に合流してグルーブを登る。

これも35mあります。

私も久しぶりに登りましたが難しい。落ちなくてよかった。

このルートは☆3つです。

 

私は「腕ひしぎ逆十字固め」5.10cのクラック。

うすかぶりのフィンガーからオフウィドゥス。8mくらいのみじかいクラックですが、中身が濃い。

私が初登したのに、今日はテンションが入ってしまった。

 

「腕ひしぎ」をきめられそうになっているところです。

 

うめちゃん先生、最後に「むすんでひらいて」5.8のクラックを登ります。

クラック初リード。

このルートはクラックの入門に最適。初リードにも最適です。

 

このエリアは長い間公表してきませんでしたが、来年には発表される予定です。

5.8から5.11cまでの20本くらいのエリアですが、花崗岩のクラックやスラブ好きには、中身の濃いルートがそろっています。