けもの道

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サラリーマン一匹狼なんちゃってランナーのつれづれるままの日記です。

簿記講座-第0話

2006年07月19日 13時10分50秒 | Weblog
簿記の話でもしてみようかなと思ってましたが、
いざ書こうとすると何から書いていいやらわからないですね。
とりあえず3級のテキストでも実家から探し出してみますかね。

ただ、おきまりのパターンではなくてあくまで実務的に実務的に…。

まず、「簿記とは日々の取引を記帳すること」というのが
どんなテキストを見てもまず書いてあるかと思います。
そして「3級は個人事業を対象とした取引を…」とあります。
さて、これらが何を意味するか?

個人事業の場合1月~12月の事業期間をもって決算となるわけですが、
事業収入=個人の収入となるので、
決算に基づき所得税の確定申告を行うことになります。

この申告の時に、
きちんとした経理処理(簿記)に基づいて書類を作成しているかいないかで、
「青色申告」と「白色申告」に分かれます。
「青色申告」していると65万円の所得控除が受けられるわけですが、
仮に所得税率20%だとすると、
ちゃんと簿記を勉強したかしないかで、
取られる所得税に13万円の差が出ることになります。

当然、取られる税金は少ないほうがいいですよね?
そのほか「青色申告」だと専従者給与を経費算入できるというメリットもあります。
専従者給与については細かく説明しませんが、
要は奥さんに給与を支払ってそれを経費として算入できるということです。
当然、身内に給料を支払っているわけですから、
実質的には所得控除に等しく、
これまた取られる税金を安くすることができます。

したがって、実務的に言うと、簿記を勉強することは、
自分(自分の家)の収入を多くするというメリットがあるわけです。

ただし、当然それだけのメリットを享受するには、
それなりに学習する必要があります。
また、誰か経理をしてくれる人を雇えれば問題ありませんが、
自分一人で事業をしていたりすると、
日々の仕事+経理=いつも間にか決算になって…(;O;)
なんてことになります。

今はPCソフトも安くなり、
経理処理も楽になりましたが、
しょせんは簿記の知識がないと宝のもちぐされです。

よく「自分が社長になったつもりで勉強すると面白い」と言われますが、
上記のようなことからも、なんとなく納得できるかと思います。

一応、今日のまとめ
「勉強して損はない、とりあえず、やってみろ」