高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

雨の湯河原・3

2015年02月14日 | 旅行/湯河原(2015年2月)
この「加満田」に泊まってみたいと思ったのは、私の好きな林芙美子が度々訪れていた宿だったからで、
スタッフの方に伺ってみたところ、これを拝見することが出来ました。



石川達三による、スケッチ。
何人かの作家たちで泊まりに来て、お酒を飲んだ時の様子でしょうか?



左端は、当時の女将。右が石川氏、真ん中が芙美子?



名刺は初めて見ました。
新宿区じゃなくて、まだ淀橋区だったんだなー。


露天風呂へ向かう廊下にも、展示物が。











素敵な談話室。本やPCがあって自由に使えます。



温泉に入った後は、のんびり本を読んで過ごすのもゼイタクでいいかもしれません。 (つづく)



雨の湯河原・2

2015年02月14日 | 旅行/湯河原(2015年2月)
「相模の小京都」と呼ばれている湯河原、雨もまた風情があって良いのですが、散策には向きませんね。

不動の滝を眺めてから、宿へと急ぎました。

 


今回泊まったのは、奥湯河原の旅館「加満田」

宇野千代が原稿執筆のために小林秀雄を缶詰にした、という旅館で、これが作家の「缶詰」の第一号だそうで、
小林秀雄の他にも、坂口安吾や獅子文六、檀一雄等々の作家たちが贔屓にした「文士の宿」です。



当時のままではないですが、いいかんじに改装されています。



館内には、所縁ある方に関するものが展示されています。

 本田氏って、字がキレイですね。



水上勉はここに逗留して、『飢餓海峡』等の代表作を執筆したそうです。


「黄桜のカッパ」でおなじみの清水崑もたびたび訪れていて、多くの作品を残しています。



 セクシーなカッパちゃん

コースターにも清水氏のイラストが。(コップもレトロで可愛いです)




加満田のイメージキャラクターが「カッパ」なので、館内のあちこちにカッパがいますよ。







このリアル(?)カッパちゃんにはおどろきました(笑) (つづく)

雨の湯河原・1

2015年02月14日 | 旅行/湯河原(2015年2月)
「温泉に入りたいなー」ということで、先日、湯河原へ行ってきました。

駅では可愛いたぬきがお出迎え(笑)
  

  
湯河原温泉は、「たぬきが見つけた温泉」という言い伝えがあるそうです。


駅近くの昭和な洋食屋さんでお昼をすませて、宿泊する旅館のある奥湯河原へ向けてゴー!
 



  
理想郷(笑)
  



 
なかなかハンサムな金次郎、発見!
 




老舗の和菓子屋さん、小梅堂
  
 
湯河原の土産のひとつに「きび餅」があって、いろいろなお店で売っていますが、元祖はこの小梅堂さんだそうです。

 
建物がとても素敵。



屋根のところにハトがいますよ!


 
可愛い(^-^)




あいにくの雨天でしたが、散策を続けていると、このような建物が。






ご商売はされているんでしょうか??

外にあった流し



お隣のお住まい(?)の玄関の戸にも、みつばちとレンゲ(?)が。凝ってますね!





湯河原では、趣のある古い建物の旅館をよく見かけましたが、残念ながら中には廃業しちゃっているところも。

売物件。小便小僧付き。





お金があったら、買い取りたいです。 (つづく)