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東京新聞ですら購読に値しない。

2018-02-11 09:29:53 | 憲法
 実家の新聞を日経新聞から東京新聞に換えさせた。
ぱっと見ると、比較的民権的な紙面作りのように見えるが、毎日読んでいるとそうでもない。
 9条改憲論や国民投票への道筋を論じているのだが、当然のように緊急事態権や人権条項や拷問の絶対禁止文言削除などについては触れていない。文字が大きいので、字数が足りないのかもしれないが、どうも改憲を誘導するような気がしてならない。
 今日、2018年2月11日の社説では「韓国と北朝鮮の融和路線に日本を置き去りにするな」という趣旨で書いているのだが、実は北朝鮮の核開発問題の解決をぶち壊したのは当時官房長官だったアベこそが張本人なのである。
 六カ国協議において日本は拉致問題を取り出して、北朝鮮の核武装についての協議をぶち壊した。知能水準に問題があるアベには外交問題の解決は無理なのであり、むしろこじれてしまって結果的に北朝鮮の水爆開発を許してしまった。
 田岡俊次氏の証言では、アベの挙動を訝しんだ米国関係者やCIAが「どういう意図があるのか?」と問い合わせて来たそうだ。
 拉致問題は瑣末な問題ではないが、水爆開発との天秤にかけた場合においては比較しようもない。経済援助などの条件を出して核開発を留まらせた方が、本当の意味で日本の安全保証に繋がるのだが、アベはちゃぶ台返しを行ってしまった。
 結局、北東アジアの緊張の高まりは、米国の外交政策が主たる原因だが、アベ政権による隷米思想に基づく「融和なき外交政策」も影響を及ぼしている。

 このアベ政権は戦争法制を成立させたが、現行の日本国憲法との齟齬があるので、現役自衛官が違憲訴訟を起こしている。つまり、戦争法制の集団的自衛権に基いて自衛隊に出動命令が下っても、憲法を盾にして命令を拒否できる、ということを法廷で争っている。
 最高裁は「国家統治の基本に関する高度な政治性を有する国家の行為について判断しない」という統治行為論を持ち出して、戦争法制が違憲か合憲かという判断を下さない可能性は高い。しかし、戦争法制による集団的自衛権に基づく自衛隊出動が違憲である可能性があるやもしれない、となれば、米軍の出動要請に対して抑制的な力が働く。
 この点を米軍は危惧していると思われる。隷米アベ政権は官房機密費の情報を非開示にした。推測ではあるが、機密費の使用金額を増やしていると思われる。その大半はダマスコミ系に流れているのであって、CIA電通支配によるダマスコミは総力を挙げて改憲に突き進む。

 舛添要一前都知事はその座を追われたのは、自民党第二次改憲案を仔細に渡って批判していたからだという見解がある。
『舛添都知事豹変!』 憲法改正草案、特定秘密保護法に問題アリ! 反自民・安部発言動画

立憲主義から見た自民党憲法改正第一次案と第二次案(舛添要一公式ブログ)
https://ameblo.jp/shintomasuzoe/entry-12322370358.html
『「日本国憲法改正草案Q&A」は、「西欧の天賦人権説」を否定している』
『第二次案では、公務員による拷問を絶対に禁止する、の「絶対に」を削除している。』
 先日、早稲田大学の西原博史先生が交通事故で亡くなられた。生前、「タイヤにいたずらされた」などと述べていたので、何か車に細工されていたのかもしれない。
 高速道路で停車する事態になった場合には、発煙筒が効果的である。複数の発煙筒と、電気式の発煙筒(自動車につける)を複数所持して置いたほうが良い。
 高速道路で事故などで停車後に追突されて亡くなる事例が結構多い。元任天堂の横井軍平氏などである。原因としては速度が出ている点、運転手が車線上に車が停車しているという点を想定していない点、また、積載中のトラックは急な車線変更ができないなどが挙げられる。

 アベを支えている三菱グループを含む長州閥は明治維新を手本にしている可能性が高い。薩長連合体制は倒幕の過程で、佐久間象山や赤松小三郎などの著名な学者を暗殺している。
 改憲を推進するためにカネをばらまく一方で、改憲にとって邪魔となる人物を社会的・物理的に抹殺していく可能性は高い。

 数年前に「寄生獣」という名作漫画がアニメ化された。今時には珍しく、極めて原作に充実な作りであったのだが、主人公シンイチの父親が朝食時に漫画では新聞を読んでいたが、アニメ版ではタブレットを閲覧していた。
 新聞はその悪い意味での歴史的役割を終えたと思う。紙に印刷して配布するのは、エネルギーの無駄使いである。人民は電子化された形で情報を受け取って自発的に情報発信する時代に変わったのである。電子情報革命による新時代を切り開くのは我々人民であって、ゼニで支配されたダマスコミではない。















憲法改正のオモテとウラ (講談社現代新書)
舛添要一
講談社

良心の自由と子どもたち (岩波新書)
西原博史
岩波書店

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