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米軍に一矢報いたイラク軍アル・ラワイ将軍

2018-06-10 15:49:19 | 戦争
「ゆっくりで解説する兵士」 イラク軍 アル・ラワイ 前編


「ゆっくりで解説する兵士」 イラク軍 アル・ラワイ 後編


『戦火の勇気』(Courage Under Fire)という映画を見たことがある。
湾岸戦争で米戦車が友軍を誤射してしまうという事件を取り扱った映画である。
メグ・ライアンとデンゼル・ワシントンが出演している。
誤射の原因は混戦で不可避的に発生したか、米軍の指揮系統や電子機器の取扱に何か問題が有ったのだろう、と私は考えた。

 しかし、米戦車の友軍誤射は戦車同士の接近戦へもつれこませるアル・ラワイ将軍の采配にって発生したということが分かった。
 アル・ラワイ将軍はクエートに駐留していたイラク軍を撤退させる時間を稼ぐため捨て駒として、最精鋭師団である第三機械化師団「タワカルナ」を投入し、米軍の侵攻が予想される箇所に反射面陣地を構築した。
 これにより戦車同士の近接戦闘が発生した。結果として、米軍による友軍誤射を誘発させた。

 大本営筋とは無関係な市井の人が作った「ゆっくり解説動画」ならではの切り口動画である。

 アル・ラワイ将軍がマット・デイモン主演のグリーンゾーンに出てくる。イラクの抵抗勢力を指揮する黒幕として暗躍する。史実にどれだけ忠実なのかは不明であり、象徴的な人物として用いられているのだろう。

 米軍に一矢報いた軍人がいるということで、私としては誠に不謹慎ながら、小気味よい。


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