『ラスト、コーション』 英国アカデミー まず外国語作品賞にノミネート

”台湾の光”アン・リー（李安）が英国アカデミー賞（BAFTA）に
５度目の挑戦する！　『ラスト、コーション』が第61回英国アカデミー
賞の最優秀外国語作品賞にノミネートされた。また現在作品賞、女優
賞（タン・ウェイ）、監督賞など10部門で初戦エントリーされている。
監督は昨晩「今はまだ過程であって決定ではない。今は平常心で16日
のノミネート発表を待ちたい。今週末イギリスで公開になるのでそれ
が追い風になってくれれば」と語った。

今年から英国アカデミー賞はノミネート、選定方式が３段階の投票に
変更となった。まずアカデミー会員による初期投票が行われ、その後会
員によって構成される審査員によって、ノミネートが決定、さらに
再び審査員による最終選定で各賞受賞者が決定する。
先日、17部門の各15エントリーと初期投票が行われない外国語部門の
ノミネート作品が発表になった。外国語部門以外のノミネート発表は
１月１６日。

《外国語作品賞ノミネート作品》

●ラスト、コーション（台湾）/　監督：アン・リー

●潜水服は蝶の夢を見る（フランス・アメリカ）
　　監督：ジュリアン・シュナーベル

●君のためなら何千回でも （アメリカ）
　　監督：マーク・フォースター

●エディット・ピアフ　～愛の賛歌～（フランス・チェコ・イギリス）
　　監督：オリヴィエ・ダアン

●善き人のためのソナタ（ドイツ）
　　監督：フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク


《ラスト、コーション》初選エントリーリスト
作品賞
監督賞：アン・リー（李安）
主演女優賞：タン・ウェイ（湯唯）
改編脚本賞：ワン・ホエリン（王玲）、ジェイムズ・シェイマス
美術賞：パン・ライ（朴若木）
編集賞：ティム・スキアーズ
コスチューム賞：パン・ライ（朴若木）
芸術監督賞：パン・ライ（朴若木）、
　　　　　　オリンピック・ラウ（劉世運）


　アン・リー監督と英国アカデミー賞
1995：《恋人たちの食卓》外国語賞ノミネート
1996：《いつか晴れた日に》作品賞獲得
2001：《グリーン・ディスティニ－》外国語賞獲得
2006：《ブロークバック・マウンテン》作品・監督賞獲得
2008：《ラスト、コーション》外国語賞ノミネート　

　　　　　　　　　（台湾＆香港蘋果日報より抜粋　2008-01-06）