T-VOICE takaniときどきtoshi

高仁理美容商事の非公式(?)ブログ

岩盤規制?

2017年07月13日 | 社会・経済
先日、何気にある雑誌(なぜかクルマ雑誌です)を読んでいたら、
話題の加計学園の記事から、なんと理美容業界に関連する意見記事が。
 
『加計学園の話題のほか、もっと問題の岩盤規制はまだまだある!』
 
と題された記事。
 
とても興味深かったのでUPします。
 
以下雑誌記事原文より
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岩盤のように硬く、たたいてもなかなか壊れない「岩盤規制」は日本にはたくさんある。
なぜ岩盤規制が生まれるかというと、規制は誰にとっても邪魔な障壁なのではなく、
一部には、規制によって利益を得る人たち、いわゆる既得権者が存在するからだ。
獣医学部の新設抑制の場合、新たに新たに学部を作ろうとする学校、これから獣医に
なりたい若者にとっては、規制は障害だ。ところが、既存の獣医学部、既存の獣医師
にとっては、規制は競争相手を排除してくれる効果を持つ。こうした既得権者と、
密室な関係を持つ族議員、関係各省庁が絡み合い、強固な岩盤が作られる。
 
(中略)
 
身近なところでは、理容・美容の分野にも、多くの岩盤規制もある。例えば、理容師
と美容師は同じ店舗で働くことが出来ない。このため、カット専門のチェーン店は、
表向きはわからないが、理容師だけの店舗と美容師だけの店舗にわけて運営されてい
る。また、美容専門学校には外国人留学生が少なからずやってくる。ところが、卒業
して美容師試験に合格しても、美容師として働くことは認められない。コンビニや
飲食店には外国人店員が多いが、美容室ではあまり見かけない所以だ。いすれも、
無用な規制に思われるが、岩盤のように硬い。既得権者の縄張りを守る規制だからだ。
 
(後略)
 
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この記事から、何を思うか、どう感じるか。
様々な意見があると思います。
 
ただ、業界内にどっぷり浸かっていると、見えなくなるモノってあることだけは
確かだと思います。
“業界の常識は世間の非常識”、どこの業界でもささやかれる事だと聞きます。
 
みなさんはどうお感じになりましたか?

ガソリン価格の高騰から・・・

2014年07月08日 | 社会・経済

ガソリン、高くなりました。
現在、会社近くの(安いと言われている)ガソリンスタンドで1L164円。
思わず、ため息が出ます。
今回は業界から少し離れて、

経済的な観点(あくまで私見ですが)から少々お話させて下さい。
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7月のガソリン価格は、消費税増税時にリッター5円値上がった時から、
更に7円。3月から比べれば、実に約12円も高くなっています。
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これを現実的な数字で当てはめてみると・・・。
平均燃費15kmの営業車で月間3500km程度走行する私の場合、
それまで35,400円/月だったガソリン代が38,200円/月に、
更に年間では+33,600円の負担増になります。
会社では、この数字×クルマの台数分!
これ、かなり大きいです。
クルマで人や物を“運ぶ”ことを業務にしている会社にとっては、
まさに死活問題。経営努力だけでは・・・という次元かもしれません。
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小社も様々な影響が出はじめました。
まず、先のガソリン代そのもの。
それから、やはり運送コスト。
ウチが契約している運送屋さんは、運送料金自体は変わらないのですが、
荷物自体の検査が厳しくなりました。
今まで、ほぼ一律料金だったのですが、最近はメジャーで大きさ自体を測ります。
基準を超えれば当然割り増し。実質的な値上げです。
“燃料サーチャージ”なんて言葉も出はじめました。
更に、小社に送られて“来る”荷物にも。(むしろコチラの影響の方が大きいかも)
送り主も、ある程度の金額に達しないと送ってくれなくなりました。
(でなければ、運賃着払いになります)
元々遅い修理品や、刃物の研磨のお預かり品が、最近更に手間どるのはそのためです。
例えば、鋏の研磨の場合、3丁以上じゃないと、研磨が終了しても小社に送られてきません。
着払いですぐ送ってもらうこともできるのですが、そうすれば行きと帰りでダブルのコスト。
そうなると現行の料金ではとてもムリ。
お互いに困ります。
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ところで・・・、
今回のガソリン価格の高騰は、イラク情勢の悪化で原油の供給に懸念が高まって、
原油価格が上昇し、石油元売り各社が卸価格を引き上げたことが要因のようです。
原油価格の高騰は、一見、関係なさそうな、様々な方面にも影響を及ぼします。
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たとえば・・・パンやラーメンの値段が上がったり。
カラクリは・・・、
原油価格が上がる → 原油に変わる新しい燃料としてトウモロコシの人気が高まる
→ 小麦をやめてトウモロコシを作る農家が増える → 小麦供給が減り価格が上がる
→ 小麦を原料としているパンやうどんや麺類の値段が上がる
他に、トウモロコシの値段が上がる → ニワトリの餌代が上がり卵も値上がる
→ 卵を使ったケーキやマヨネーズが値上がる。
ウソみたいですが現実として既に発生している現象だそうです。
原油価格の高騰で、値上がるのは電気代だけではないのです。
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少し考えてみませんか。
特にガソリンの販売価格にはガソリン本体価格に加えてガソリン税「53.8円」や
石油税「2.04円」、原油関税「0.215円」がインクルードされており、
これにさらに「消費税」が2重で課税されている問題も。
取りやすいところから取る、のではなくて、取るべきところから取る、
税であって欲しいと個人的には思います。
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最後までお付き合いくださりありがとうございました。
 


ガソリン価格が160円を超えると...?

2012年04月06日 | 社会・経済

本日の訪問先サロン、Yさんとの雑談をブログします。

Yさんとは何故か、毎回商談よりも政治や経済情勢、その他いろんな雑談が盛り上がります。

気がつけばもう1時間!なんてこともザラ、熱く語る株式市場談話などは私も感心することしきり、勉強になります。

私も一応(?)経済学部出身、政治経済で教育実習をしたこともあり、経済ネタは得意の範疇です。

ということで、以下経済ネタになりますがご辛抱下さい。

2008年4月、当時高騰していたガソリン価格が1ヶ月間だけ安くなったことを覚えていますか?

自民党政権時代、「暫定税率 」が期間切れし、1ヶ月後に復活した期間です。

今回、この時と同じような現象が起こるかもしれません。

今日現在、全国のガソリン平均価格は150円を超えていますし、更に上がるように思われます。

イラン情勢の不透明感、円安傾向もあり、安くなる要因が見つからないからです。

こうなってくると現実味を帯びてくるのが「トリガー条項 」の発動。

2009年、民主党政権が暫定税率を廃止出来なっかった代わりに、自ら盛り込んだ条項です。

ごく簡単に言えば、

“ガソリン価格が3ヶ月間160円を超えたら、暫定税率分25円を免除しますよ”というもの。

ただし、この条項、廃止はされていないものの、昨年4月に震災の復興財源確保の名目のもと凍結されているそうです。(凍結解除は閣議決定だけで凍結解除できるそうです。)

全ては160円が3ヶ月間続いてからのおはなしになりますが・・・。

復興財源か、国内経済安定か、野田政権のお手並み拝見です。

因みに、小社の営業車はディーゼル車です。

「軽油取引税」は国税でなく地方税ですので、トリガー条項が発動されても、価格は下がりません。残念!!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。。