老兵は死なず

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
老兵は死なず・・・余生を楽しく愉快に参りましょう!!!

157 外圧に屈した捜査当局:適正捜査が出来ない捜査現場 ③

2018-02-26 10:42:29 | 日記

 今回ブログも前回同様に迷走を続ける練馬署の捜査状況、そして当方の本件解決に向けた様々な活動の内容について綴ってまいります。

 前回ブログの末尾で当方の弁護士が練馬署の捜査状況について「これが警視庁(練馬署)捜査の限界でしょう」とコメントした内容を綴りました。

 こうした状況の中で平成26年3月になり練馬署の捜査が相変わらず遅々として進展する気配が見られないので学内関係者間で協議をした結果、本件捜査の促進を図るための手段として警視庁を指導・監督する東京都公安員会に本件に関する警視庁練馬署の捜査遅延を訴えて善処方を依頼することにしました。

この件は告発人と「城西大学の未来を考える会」の代表2名が同公安員会に出向き同委員会の事務責任者と数度に亘る協議をした結果、同会は当方の申し出を快く了承してくれましたので同会の指示に従い本件の捜査を担当している練馬署が捜査を速やかに実施されるよう要請する旨の「苦情申立書」を作成し同会に提出したところ直ちに正式に受理をされました。
同委員会は即、本件苦情申立の主旨を警視庁本庁・練馬署に伝え本件の速やかな捜査進展を積極的に促してくれました。

このような公安員会の関与を得た結果、驚いたことに翌月4月になって平成23年2月の捜査開始以来初めてとなる練馬署と当方間との双方対決とも云うべき本格的な捜査に関する協議が練馬署側からの申し出に基づいて下記のような形で行われることとなりました。

 練馬署との協議は平成26年4月23日に同署の会議室で行われ同署からは刑事課長と本件の担当警部(刑事課長代理)の2名が出席し、当方からは弁護士と刑事告発人代表2名と城西大学の未来を考える会の代表2名との都合5名が
出席しました。

 会議の冒頭で弁護士が練馬署の本件捜査の遅延を批判し、その原因は外部から向けられた圧力によるものであろうと厳しく指弾しました。更に、弁護士は「本件捜査が始まって3年が経過しましたが、この間、私が練馬署に来たのは捜査開始直後の二度ほどです、その後何回となく連絡を取りましたが、全く対応がないという有様でした。私も長い弁護士生活の中で今回のような異常な捜査に出会ったことは全くありません」と怒りをぶつけ練馬署の現時点での捜査は全く信用できないとまで一喝して強硬な態度を貫き同署に早急な適正捜査を求め捜査の終結と東京地検への送検時期を本年7月末までと限定しました。その理由は本件横領事件については実行行為者がトカゲの尻尾にされた森秘書ではなく前理事長であることについて十分すぎる証拠類が提出されているのであり捜査に多くの時間は必要ないとの判断からでした。

ところが、こうした弁護士の激しい弁論を聞いても練馬署側は唯々黙したままの状態で弁護士が当方の主張に対して回答を促しますと刑事課長からは一言半句の反論もなく、唯一言、夏休み前までに結論を出し本件捜査を終わり東京地検に送検するとの明確な発言がありました。
なお、弁護士が本件横領は森秘書の単独犯ではなく水田理事長が実行行為者であると主張しますと先方は黙ったまま一切異論もありませんでしたので当方は今後の捜査方針は理事長中心に行われるものと確認しました。

 但し、こうした弁護士の胸のすく言動に練馬署に対して長いこと抱き続けてきた当方関係者の同署に対する積年の不満や恨みは一瞬のうちに霧散しましたが、この刑事課長の約束は後述しますが結果的に当方の期待に反し紆余曲折を繰り返すという不様な捜査が続くことになりました。

 その後、弁護士からは「これで練馬署も従来に比べて少しは前向きの捜査に向かうでしょう・・・」との見解を示し練馬署に対する告発人や学内関係者捜査担当者に対する対応の仕方について次の様な指導助言がありました。

〇本件に関わる告発資料(弁護士の告発書・関係者の供述書・関連証拠類)は全て練馬署に手元にあるわけですから当方からは提出資料の事実関係を細大漏らさず捜査官に克明に説明するよう努めること。
〇本件が学内で起こった学内事情、背景について事実関係を具体的に分かりやすく説明すること(旧大蔵省官僚OB理事の関与、理事長直近の常務理事や学長の無責任な黙過行為、法人事務局長や経理部長の追従等々)こうした学内の異常な雰囲気を説明することにより理事長の不正行為が真実であることについて捜査官の理解を得ること。
〇理事長サイドが本件は学内の少数の不平不満分子が起こしたものであるということを吹聴しているが、これは全く出鱈目であり学内の教職員多数が必死の思いで本件に対応している事実を説明すること。
〇特に、森秘書から得た貴重な証言記録については同秘書と接触して懇談をした学内当事者が直接捜査官に証言内容を説明すること。

 さらに弁護士は練馬署が現段階に至っても本件を適正に捜査できない理由が外圧に屈していると判断し、この状況を打破し当方の主張を貫く為の方策として今後の当方の対応策について下記の具体的な手段を提案してくれました。
 その理由は警視庁・練馬署の捜査については明らかに限界があることから、今後の本件解決に関して最終的には全面的に東京地検の適正な法的判断に委ねていく以外に方法がないとの判断によるものでした。

①練馬署は如何なる形にせよ本件の時効成立前に捜査を完了し本件を東京地検に送検すると思われるので、その段階で地検の担当検事に対し本件の告発事由はあくまでも水田理事長の背任横領罪である点を縷々説明し理解を得ることにする。
②その際、検事には練馬署の本件捜査が著しく遅延した事情、その最たる理由は本件捜査が開始されるや直ぐに元警察庁トップが大学理事に就任したという異常な事実を確実に告げること。
③元警察庁トップが就任した時期を境に捜査官が弁護士、告発人には一切会わないという言動を示して異常事態を招いた事実を説明する。
④こうした状況下でも理事長は依然として自分は事実無根だと嘯いているが、それでは何故理事長を告発した者に対して法的対抗手段を講じないのか、これは理事長自らが自己の犯罪行為を自白していることに等しいと訴える。
⑤理事長の犯行を確実に立証するため森秘書の証言記録を検察に提出する。担当検事には森秘書の本件に関する核心的な証言に基づいて本件犯行に関わった法人事務局長・経理部長・経理課長を呼び出して貰い厳しく事情聴取・訊問を実施して頂き本件の真相を着実に突き止めて貰う。
 当方の弁護士は、こうした学内関係者が偽証罪を覚悟してまで理事長を庇うための弁護をすることは考えられないとの判断を示しました。

 次回のブログでも引き続き本件捜査に相変わらずゴタゴタを続ける練馬署の捜査官の実情を詳しく綴ります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿