福富ストラット

「記者ときどき農夫」。広島の山里で子ども向け体験農園づくりにいそしむ、アラフォー新聞記者のブログ。

農業用ドローンがやってきた

2020-06-22 21:45:38 | 日記

 ドローンによる防除のデモンストレーションがあるというので、近所の田んぼへ軽トラを走らせた。
 防除とは、農作物に害を与える虫や草を薬で予防したりやっつけてしまったりすること。虫や草は田畑の区切りなど関係なく生息するので、地域の農家さんたちはみんなで一緒に「集団防除」をする。昨年までは農協を通じてラジコンヘリを飛ばしてもらって薬をまいていたが、今年から農協はドローンによる散布となったそうだ。

 田んぼの周りにぞろぞろと農家さんたちが集まる。ドローンの農業利用を手がける三原市の民間業者が、大小2台のドローンの特長を説明する。「アプリを使えば操作は簡単、精度は抜群」「ヘリより格段に静かで」「誤差1センチの自動航行も可能」…などなど。

 デモ飛行では、ドローンが稲の上空2・5メートルをきびきびと飛びながら、デモ用の水を田んぼにまいた。たしかに、すごい作業効率。集まった農家さん(大半はおじいちゃん)たちが見とれるように眺める。
 「長生きはせんといけんのぉ。世の中どんどん変わるで」
兼業農家さんの一人が、しみじみと言った。地域の農家たちみんなで自前のドローンを買おうかどうか、協議しているのだという。デモをしたドローンの価格は、小さいのは99万円、大きいのは165万円。なかなかの値段だ。さらに、10万円前後するバッテリーをいくつもそろえる必要がある。

 「次から次へ機械を買わにゃいけんけえ、農家は儲からんのよのぉ」
 「ほいじゃが、新しい機械はやっぱりすごいもんよ」
 と農家さんたち。山里にIT農業のうねりが押し寄せ中だ。

シシ肉で朝食を

2020-06-13 15:57:35 | 日記

 河内町の知人のおじさん宅からの帰り際、「これ昨日、箱わなで取れたけえ」とぷりぷりのイノシシ肉を手土産に持たせてもらった。
 ちょうど狩猟の本を読んでいたところで、めぐりあわせにコーフン。
 「いただきます! どうやって食うのがうまいっすか?」
 「煮たり焼いたりよ」
 ふむ。

 帰り道に出くわした知り合いの「お姉さん」に聞くと、「簡単にステーキにしんさい。残りはスライスして冷凍!」と。
 今朝、忠実にステーキで食った。塩コショウにポン酢少々。うまい! ご飯がどんどん進むくん。
 冷凍庫にはまだたっぷりのシシ肉。どうやって食べよっか!?


オタマジャクシ豊漁

2020-06-01 20:56:29 | 日記
 先日田植えを終えたばかりの「こども農園mikke」の田んぼで、小1の次男とオタマジャクシ取り。
 2人であぜを歩くと、養殖場の餌やりタイム並みにオタマの大群が水面を揺らす。
 「わぁ、逃げるー」
 息子がはだしで田に入り、魚群を追う。追わなくても、足もとにはまだ大量のオタマがいる。小さな手ですくい、あっという間に20匹以上ゲット。
 「連れて帰る?」。息子に尋ねる。
 「2匹でいい」
 「なんで?」
 「20匹だと名前を付けても覚えられないじゃん」
 田んぼで笑ろた!