明るいときに見えないものが暗闇では見える。

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【(500)日のサマー (2009)】 メロメロ

2010年07月25日 | 映画
■(500)日のサマー 予告編(Youtube)


『イエスマン “YES”は人生のパスワード』を観てボクは彼女に恋に落ちた。最近は『テラビシアにかける橋』『ジェシー・ジェームズの暗殺』『ハプニング』などに出演。徐々に知名度は上がってきていながらも、まだ日本ではメジャーとは言いがたい彼女。どころか日本では"ズーイ"なのか"ゾーイ"なのか、名前の表記統一さえもまだされていない女優。それがズーイー・デシャネル(Zooey Claire Deschanel)だ。

実はボクは彼女の容姿はそれほど好みではないし、そんなに美人かと言われると胸をはってそうですと言える自信もない。しかしその独特の雰囲気、センス、立ち振る舞い、そして上目遣いの目線にヤラれてしまったのだ。俗に言う「不思議ちゃん」な部類に少し入るかもしれない。こういう理性ではコントロールできないホレ方をすると結構マズイ。こりゃあヤバイな、彼女との付き合いはちょっと長くなりそうだぞと『あの頃ペニーレインと』なんぞに出ていたのかとDVDを見返しながら恋の上塗りをしてしまっていたりする。


ズーイー・デシャネルこんな人(Goolge画像検索 [zooey deschanel])

本作は全くもってそんな不思議な魅力を持った彼女をそのまま映像化したような作品。こんなボクなので本作の主人公トムの気持ちが手に取るように分かる。分かりすぎる。


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愛なんて幻想なのよと言うサマーに、運命の出会いを信じるトム。お互いの気持はすれ違い続け、天国は地獄へと変わっていく。そんな彼女に500日間振り回され続けるトム、ああおいたわしや。「キュートな女はヘンなヤツが好き」。まさにその通り。魅力的で小悪魔で偏屈な彼女に真正面で正攻法な戦いを挑むトム。真面目で"ヘンなヤツでない"彼にはそれしかできない。恋愛経験値もなければ色恋に役立つ武器も持ち合わせない。そしてモロくも敗れ去る。

しかしそれは血となり肉となり、500日目はまた新たな1日目となる。男は運命の愛に憧れるよりも自ら新しい愛を切り開くことができるだけの経験値を得たのだ。サマーからオータムへというオチは実に心地良い。新たな恋愛ステップへと踏み出そう。これは完全なる男目線の恋愛映画。恋に臆病で不器用な男たちに贈るひとつのテーゼだ。そう、ボクやそこの君のための映画なんですよ。(*´∀`)ノ サマーの一挙手一投足に一緒に悶絶しませう。

なんだがズーイーの魅力ばかり語ってしまっているが、実は本作では彼女はトムを捨て、結果トムの次のステップへの肥やしとなるため、最後はあまり魅力的には描かれていない。ですので彼女に興味を持っていただけたならば『イエスマン “YES”は人生のパスワード』からぜひ観てもらいたい。ハマる人はヤバイぐらいハマると思う。自己責任でどうぞ。


それと主演のジョセフ・ゴードン=レヴィット。こんなにナデ肩のアメリカ人は見たことがないw。ちょっとした表情から見える高い演技力に、コンプレックスを刺激されない程度のヤサ二枚目。口元目元がとてもカワユイ。こっちにメロメロになる女性も多いかも。今後の注目株だと思っていたら、未見のうちから今年一番が決定しているw『インセプション』に出ているらしい。本作とは全く違った魅力が観られそう。これもウレシイ。



評価:★★★★☆

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