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3.5 硬貨をきれいにして

2012年03月16日 | 日記
3月5日(月) 一部抜粋

・酸性の水溶液で金属が溶けることは小学校で学習して知っていました。だから、自分でもできる簡単な実験だと思っていました。
 今日の実験で使う水溶液は、塩酸や硝酸といった「授業で使う水溶液」ではなく、身近にあるものを使ってみました。タバスコ、食酢、マスタード、ケチャップ、ソース、ドレッシングです。これらは、理科部員で手分けして家から持ってきたものです。
使う硬貨も私たちの硬貨です。ちょっとした発想で簡単に実験するのが理科部の良さだと感じました。
 私は、食酢が学校で使う「酢酸」を薄めたものだから、一番硬貨がきれいになると予想していました。
 しかし、私が実験した結果では「タバスコ」が一番10円玉がきれいになりました。
 食酢の方が「酢酸」としては薄いのでしょうか。実際に実験をしてみないと分からないことなので、やってよかったと思います。【中1 男子】

・10円玉や1円玉は、純粋な金属だと聞いたことがあるので、当然表面が溶けてきれいになりました。
 5円玉は銅と亜鉛の合金であるので、表面に薄い皮膜ができて、それ以上はさびにくいと思っていました。しかし、表面のまくがきれいに取れたのでびっくりしました。【中1 男子】

・さび(金属の酸化物)を溶かすことで硬貨がきれいになります。
 一般的には「酸性の水溶液」を使いますが、マスタードやタバスコでも硬貨がきれいになったので、これらにも酸(たぶん食酢)が含まれていることが分かりました。【高1 男子】

・自分の10円玉がタバスコなどの身近なものでどんどんきれいになっていきました。タバスコの効果にも驚きましたし、いろんな発見があったので、楽しかったです。【中2 女子】

・自分の持っている10円玉がきれいな赤褐色に戻っていくのが、新品の10円玉に戻った感じがして嬉しかったです。食酢は硬貨の外輪だけがきれいになり、マスタードは余り変化が見られませんでした。【中3 女子】

・今日は、理科部に見学に来ました。「せっかくだから、実験に参加していけば」という誘いもあって、一緒に実験を行いました。タバスコが意外にきれいになったのには驚きました。逆に効果のないものもありました。
 身近なもので楽しい実験ができて、とても面白かったです。【中2 女子 仮入部員】

・効果としては少なかったが、変化がすぐに観察できたのが「食酢」です。
 食酢は、硬貨につけた瞬間に変化が現れました。表面のさびが溶ける感じが分かりました。
 食酢の難点は、そのにおいにあります。食酢の中から硬貨を取り出すときににおいがきつくて私は苦手でした。
 1円玉や5円玉は、さびと中の金属の色があまり変化が無かったようです。よく見ると、財布の中の1円玉や5円玉と「輝き」が違うので、きれいになったのが観察できました。
 次回は、食酢のにおいが苦手なので、違うもので挑戦してみたいと思います。【中2 男子】

・最初にこの実験を計画したとき、「簡単な実験だから高校生としては面白くない」と思っていましたが、実際に実験してみると、奥が深くて高校生でも充分楽しめました。
 いろんなもので硬貨の表面のさびを溶かしてみましたが、ケチャップのさびを溶かす能力には驚かされました。
 とても意外でした。
 今回の実験は、部員全員がスムーズに動いてくれたので、計画・進行していく立場である高2としては、とても楽な実験でした。中学生も成長してきていると実感することもできました。【高2 男子】

・私の行った実験結果では、とても時間はかかりましたが、醤油(しょうゆ)が一番硬貨がきれいになっていました。醤油は酸っぱい味もしないので、酢酸が含まれているとは考えられないのに、なぜきれいになったのか、一度調べてみたいと思いました。
 食酢やマスタードは、硬貨の一部分だけがきれいになっていました。 【高2 男子】

・今日は、硬貨のさびを調味料で落としてきれいにするというテーマで実験を行いました。
 調味料によってもその効果は違いました。私の場合は、ケチャップとソースが一番硬貨の本来の色になったと感じています。また、温度の違いや、付け方によっても違うのかもしれません。今度実験するときには、もっと工夫をしてみたいと思っています。【高1 女子】

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