高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

スケッチ・オブ・ミャーク~宮古島の音楽~

2013-09-23 17:49:12 | Weblog

 

芸術の秋ですね~
・・・というわけで、去る9月11日、公元会高木歯科では文化振興事業の一貫として(笑)菊池市泗水ホールで大西功一監督製作の映画『スケッチ・オブ・ミャーク』をスタッフ全員で見に行きました
 
菊池市泗水ホールには今回初めて行ったのですが、コンクリート打ちっ放しでガラス張りの建物で「こんな場所におしゃれなスペースがあったのねー」と少し驚きました
 
ロビーでは、虹色食堂さんが出店されて長い行列ができていました
小麦粉・ラード・化学調味料等を使用せず、インドの知恵と熊本野菜の力を借りて、一から手づくりするスパイスカレーや手作りのジュースなどがありました
私たちは院長からそのこだわりのカレーをご馳走になりましたが、本格的なタイ米のサフランライスにナスとパプリカのカレーにジャガイモとキャベツのピクルス、パクチーがのっていてとっても美味しかったです
 
ホールでは前座で沖縄島唄の生演奏があっていました沖縄の暑さを体感してもらおうという心配りか??(笑)クーラーがなかなか効かず、心身ともにホットな雰囲気を味わうことができました
 
そのあとの映画『スケッチ・オブ・ミャーク』は沖縄宮古島の村々で神事などでも歌われる唄や民謡は厳しい生活の中生きることと信仰と唄がひとつだった時代を伝える老婆と受継ぐ人々の生きることへの希望を見出したドキュメンタリーでした。
テーマがいささか地味なので「お客さんはいるのかな?」と心配していましたが、予想に反して客席はほぼ満員状態・・・
皆さん熱心に見入っていらっしゃいました。
 
職業柄、出演される「おじい」「おばぁ」たちがみんな総入れ歯なのが 気になりましたが(苦笑)・・・・
 
 
冗談はさておき、「唄」に込められた自然や神に対する「畏れ」の気持ちを今も持ち続けている彼女たちの姿を見ていると、私たちが忘れてしまった大切なものを思い出させてくれました。また東京公演での「おばぁ」たちのぎこちなくも堂々とした姿は、以前話題になった映画「ビエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」を彷彿させました。
上映の後は、映画とともに巡業されている監督自らのトークショーがありました。
社会が合理化され、洗濯や炊事が機械化された結果、以前はそこに集う人たちの間で口伝えされてきた伝統的な「唄」の文化が消えようとしている・・・
といった危機感からこの映画を撮られたそうです。
現代= 便利≠幸福??そんなあたりまえなことを今更ながら考えさせられた映画でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿