高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

さよならタワレコ

2011-08-30 22:26:18 | Weblog
熊本パルコのタワーレコードが8月21日に閉店しました。


15年程前熊本の下通りに凱旋した際、近くにあった地元の老舗「マ○モ○レコード店」を駆逐した黒船も時代の流れでしょうか・・・数年前近所にできた「○U○A○A」ネットからのダウンロードによって沈没を余儀なくされてしまったようです。
(ご本家アメリカ国内でのタワレコは既に2006年破産しているそうです)
タワーレコードはキャッチフレーズ「NO MUSIC,NO LIFE」が示すように書店併設のCDショップとは1線を画すコダワリのCDラインナップがありました。
診療中にも自分の好きな曲をセレクトしているほど音楽好きの私としては熊本市内に出かける楽しみがまた1つ消えました。
哀悼の意を表して閉店前に購入したCDをご紹介します。
Reggae Interpretation of Kind of Blue


ご存知マイルスディビスの名盤「カインド オブ ブルー」を丸ごとレゲエカヴァーしたアルバムです。
これは2009年にひっそりとリリースされた謎のアナログ。頑なにアナログのみのリリースに拘っていた作品をDJ番長須永辰緒氏が交渉を続け、ついに世界初CD化に漕ぎ着けたというものだそうです。
近年は「オリジナル曲をボッサ風にアレンジしました。」的な安直な企画物が多いなか
このアルバムはオリジナルに忠実でありながらもレゲエのテイストもしっかり加わり、実験的、かつお互いのジャンルがほどよく調和した好アルバムとなっています。
ライナーノーツの言葉を引用すれば「多ジャンルを取り込み生涯自身の変革を恐れなかったマイルスなら、あの独特のしゃがれた声でこうボソリというに違いない『おいブラザー、なかなかやるじゃないか」
家路に着き早速CDプレーヤーに挿入、曲を聞きながらふとネットでこのアルバムを検索してみると、2500円で購入したこのCDがア○ゾ○では新品が1,480円。。。
こりゃぁ店も潰れるって。。。。