高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

NLP(神経言語プログラミング)

2010-05-17 16:03:59 | Weblog
土~日と研修会のため別府まで行ってきました。
講師は富良野市開業の藤堂雅成先生
テーマはNLP=Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)について。



何やら聞きなれない言葉ですが、歯科の技術、知識に関する講演ではなく人間のコミュニケーションに関する新しい学問で、治療から教育、スポーツ、そしてビジネスの世界でも活用され、数々の成果を収めているそうです。 スポーツ界では、テニスのアンドレ・アガシ選手や、政界 では巧みな演説で人々の心をつかんだアメリカのクリントン前大統領などがNLPを取り入れ成果を出したことで有名だそうです。
NLPの基本は相手に対して真剣に耳を傾け、相手の存在を認めることで、歯科においては“病気で来られた患者様の悩みをフランクに打ち明けていただける環境を作りたい”という理由で受講しました。
日曜は好天気の中、1日部屋に カンズメ状態で研修を受けました。
研修の中で、「受講者がお互いペアになり、自分の理想の診療室を相手に伝える」という実習があったのですが、私とペアの先生が「私の診療室の理想は患者さまとスタッフの笑い声があふれる歯科医院です」とおっしゃっいました。








「ん?..それってうちの診療室じゃん」
と言ってしまいそうになりました。
よく考えてみると(たま~に診療台の綿のカンを突き飛ばす某患者さんなどいらっしゃいますがぁ
「うちって恵まれた環境だよなー」としみじみ感じました。
地方の研修会参加のもう1つの楽しみは小旅行気分を味わえるところです。
別府まではJR豊肥線で行ってきました。
のどかな2両編成の列車は立野でスイッチバックして…



深緑の外輪山~別府湾を車窓から眺めなつつ、の~~~んびり


心身ともにリフレッシュしました。

また別府は大学時代バレー部でお世話になった先輩N波さんの地元杵築が近所です。
「久しぶりにお会いしたいな~」と思いつつ別府の町を歩いていたところ路上で偶然ご本人と再会!


まさに「引き寄せの法則」を体感しました。
N波さんはヘルニアで腰の調子が悪いとのことでしたが
ムリをいって行きつけのお店に連れて行ってもらいました。
先輩どうもご馳走さまでした~!

KDM講演会に参加してきました

2010-05-17 01:05:29 | Weblog
5月9日,院長が所属しているKDM(熊本デンティストミーティング)主催で、『補綴のき・ほ・ん』という講演会が歯科医師会館で開催され、院長はじめスタッフで参加してきました。(“補綴=歯科技工士が作製する歯に被せる冠や入れ歯のことをいいます。)
講師は東京で技工士をされている山口周行先生、遊亀裕一先生で、聞くところによるとお2人とも業界では著明な先生方だそうです。
タカアンドト○のト○に似ていた山口周行先生はじめ優しそうな遊亀 裕一先生の講演はとても分かりやすく、私たちスタッフにも分かりやすく、ためになるお話をしていただきました。

補綴を作製する工程で患者さん歯科技工士、歯科医院がストレスになる大変な時間をなるべく少なくするために補綴のきほんとして

①適合
   型のとり方、石膏の流し方、材料の特徴を知る。

②咬合
   患者さんのお口の中の状態でかみ合わせをとる材料の選び方
   咬み合わせをとる必要性。歯ぎしりやくいしばりがあるか

③審美 
   患者さんの今までの口の中となるべく同じにするため患者さんの口の中の情報
   をなるべく詳しく歯科技工士に伝えることで模型では分からない歯や歯ぐきの
色など写真に撮って詳しく伝える。


普段私たちは日常の仕事としてこれらの作業を何気なく行っているのですが
実は、歯の型をとって模型を作る際、見た目ではわからない程の変形が生じます。
見た目では分からないこの小さな変形が積み重なって患者さんの口の中に入れたとき冠などが合わなくなってしまいます。
このエラーを最小限にするため、上の①~③のステップを「ここまでこだわるか?」と突っ込みたくなるほど一つ一つ細かな配慮や工夫をされていていました。
また良い補綴物を作製するためには、些細な事でも私たち歯科医院サイドと歯科技工士サイドとの情報伝達が必要なんだな~と改めて感じました。
今後私達の診療に少しでも取り入れていかなければと思い帰路につきました。
院長もすごく感銘を受けたみたいで、
「基本に忠実に仕事をせんといか~ん!」
と次の日の朝には石膏を計量するデジタルスケール


を購入してきて張り切っていました・・・