高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

臨床歯周病学会

2007-06-30 08:20:47 | Weblog
6月22日(金)~23日(土)は診療を休んで名古屋で「臨床歯周病学会」に参加、6月23(日)はインプラントの研修会があったためそのまま福岡と、慌しい週末でした。
臨床歯周病学会では役員をしているため役員会から出席し、今後の歯科医療について話をきいてきました。この学会は名前があらわすように臨床家を中心とした歯周病を勉強する集まりですが、これから来たるべく超高齢化社会に向けて歯周病に治療からさらに発展させ、咬むことによる健康増進や脳の活性化などのアピールなど....歯科にはまだまだ沢山の課題が残っていることを再確認しました。実際今回は「噛んで防ごう認知症」と題した一般市民向けの市民フォーラムが開催されましたが、小さなホールは満席御礼で住民の方々の関心の高さが伺われました。(※写真参照)学会では発表や特別講演、テーブルクリニックなどの企画がありましたが、感じたのは、やはり審美やインプラントがトレンドになってきているな。ということです。日曜のインプラントの研修会でも感じたのですが、歯科医の中には「インプラントの邪魔になるから歯を抜く」という本末転倒の考えの人が少なからずいるのも事実です。
価値観の違いもあるのかもしれませんが、少なくとも木歯科では「患者さんの歯を守るため」のツールとしてインプラントを使うことを常に念頭に置こう、と気を引き締めた次第です。
熊本→名古屋→福岡→熊本と大移動でしたが、余り疲れもせず、普段の診療がどれほど重労働なのかも実感した3日間でした。