あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

「 形のある話 」 と 「 形の無い話 」

2009-08-21 21:48:22 | 日記
今まで、「・・・丸いモチーフを作って・・・ 」 とか言いながら、画像にそのものを掲載して、丸いモチーフがどんな物か、お見せしていましたけど、この事によって、私が書きこんでいる、モチーフがどのような模様の物か、一目瞭然に、読んでいて下さる皆さんに、判って頂けるんですよね・・・・( 当たり前じゃん、何で、こんな事、書きこんでるんだ・・・って、思わないで、下さいね・・・この事って、とても大切な事なんです・・ )

じゃあ、もし、画像を掲載しないで、書いたとしたら、皆さんは、どんな風に考えて下さるんでしょうか・・・
ちょっと、画像を見ないで、文章だけで考えてみてくださいね・・・

「・・・白い糸で作った直径8cm位の大きさの丸い形で、中央部分に丸い6つの花弁のような花の形があって、それを取り囲むように、11枚の花弁が、花開くように、広がっています。そして、その大きな花を際立たせるように、小さな水滴のような小さな涙の形のものが、無数に、この花をまるで、水に浮かべた花のように周りから、支えています・・・ 」 

このような文章を読みながら、皆さんは画像のモチーフを思い浮かべるでしょうか・・・

有る方は、画像のようなものではなく、水面に浮かぶ睡蓮のような形を思うかもしれません・・、 またある方は、紫陽花の花が、朝露に濡れた葉に囲まれている形を思うかもしれません・・・・


実際に、物を見て、話す事を 「 形のある話 」 、物を見ないで考えながら、想像して聞く話を 「 形の無い話 」 と私は思っています。

最近の子供達は、創造する力が無くて・・・ってよく耳にしますが、これは保護者の方や、周りの大人達が、子供達に、「 形のある話 」 ばかりしてきて、「 形の無い話 」 をあまりしていないからだと思っています。

「・・昔むかし、おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは、川に洗濯に行きました・・・ 」 って桃太郎のお話、絵本を見せながらしていませんでしたか?

絵本を見ながらお話を聞く、子供達は、おじいさんは、白髪で痩せていて、おばあさんは、ぽっちゃり肥っていて、緩やかに蛇行した川の傍で、桶に洗濯物を持ったおばあさんがいる絵をみて、このお話のおじいさんは、痩せている。おばあさんは太っている。川は、曲がっている。って前程で、お話を聞いてしまいますよね・・・ これが、 「 形のある話 」 を聞いた結果・・・

もし、言葉だけで絵本を見せないで、お話していたらどうでしょうか・・・

おじいさんは、お家に居る頭の禿げた太ったおじいさんで、おばあさんは、ブランド物の綺麗な服を着こんで、お買い物に行く恰好で、オシャレなバッグに洗濯物をクリーニング屋さんに届けた帰りだと考えるかもしれません・・・これが、 「 形の無い話 」 を聞いた結果かもしれません・・・

形の無い話は、自分で想像しなくちゃいけないんですよね・・・どんな姿、形なのか・・・それによって、他の人が思いもよらないような、素晴らしい作品が出来るんじゃないでしょうか・・・・


さて・・・・画像にアップした作品、丸いモチーフがひとつと、作りかけのような物がひとつ出来ました。

パーツはこれで出来上がりです。・・・・さてさて、このパーツ、どうやって組み合わせて、一体、どんな形、どんな物が出来ると思いますか・・・・想像してみてくださいね・・・

「・・・白い雲をやさしく包み込んで、ふっくらと焼き上げた空気のように、心をホッとさせる、・・・手のひらでの上で遊ぶ 妖精の遊び場のような、そんな作品が出来上がります・・・ 」 ( あくまでも私の個人的なイメージですので・・・ )

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