敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

GSD~誤情報あり、すみません。では訂正します。

2017年09月13日 | 制作公演関連
前回のブログに誤りがありました。

言葉足らずで誤解を生じました。
お詫びとともに訂正致します。

【初めて届ける「双子の星」】
と書きましたが、正確には、
2016年10月の『KENJI MIYAZAWA
GALAXY SPECTACLE
ENTERTAINMENT LIVE』にて、
朗読で上演しております。

略して〈GSE〉よりも重心を
ドラマに掛けたコンセプトゆえ
本来「芝居にしてのお届け」と
書かねばならぬところを、
筆が足りませんでしたm(_ _)m



さて、そんな『KENJI MIYAZAWA
GALAXY SPECTACLE DRAMA
ACT LIVE 』~こちらは略すと
〈GSD〉も稽古を重ねております。





出演の旗江さんからの差し入れの
ラップサンドに舌鼓を打つ若手たち。

話を整理しよう。今回は・・・
「やまなし」「よだかの星」
「猫の事務所」「双子の星」

前回は・・・
「やまなし」「よだかの星」
「どんぐりと山猫」「双子の星」
「黄いろのトマト」「猫の事務所」
「注文の多い料理店」
「セロ弾引きのゴーシュ」

そして初演は、三好十郎作品との
二本立てで・・・
「やまなし」「よだかの星」
「猫の事務所」「注文の多い料理店」



第二弾は梟と栗鼠にチーム分け。
「注文~」は梟のみ、「セロ~」は栗鼠のみ。
また「双子~」「黄いろ」は両チーム内で
相互上演というプロダクションでした。

以上、お詫びと訂正を中心に。
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GSD~五所川原ゆかりの、作家の芝居、大団円

2017年09月09日 | 制作公演関連
J-Theaterは、9月6日に閉幕した
『太宰治の世界vol.2』から
ノーブレスで今月末(25~27)、
同じく小劇場「楽園」で
『KENJI MIYAZAWA GALAXY
SPECTACLE DRAMA ACT LIVE 』を
上演するわけである。



津軽の生んだ無頼派・太宰から
少し南に下り、岩手の賢治へ。

てか、太宰の大団円の翌日は、
十月の三島の稽古だったりしたが。
(あ、蛇足ながら三島由紀夫です)
そして月曜日は二作品同時に……。

これまでも〈日本人作家シリーズ〉
と題して様々な作家を取り上げ、
この秋は怒濤の連続上演となる。
が。
「太宰」は語り芝居と銘打ち、
「三島」はストレートプレイ、
朗読に生演奏を絡めた構成。
対して「宮沢」は、もっとも
エンターテインメントに特化した
舞台となり、表現方法としても
三者三様になっている。

というか。
そもそも三人のキャラクターが
仮に同じクラスにいた場合、
異なるグループを成すだろうと
確信できるほど異なっている。
ただ。
実は互いにその動向が気になる、
そんな存在でもあったりして……。



8/29に一報を発した通り、
「やまなし」「よだかの星」
「猫の事務所」「双子の星」を
軽快な歌とダンスとともに
ご覧いただくわけなのだが。

今回、J-Theaterでは初めて届ける
「双子の星」は、天の川の西岸の
宮に住むチュンセ童子とポウセ童子、
無垢な二人が活躍する(?)お話。
絵本としても多くの出版社から
(これは他の作品も一緒ですが)
出ており、そう何と言っても、
かの「星めぐりの歌」も登場します、
って、愛読者もたくさんいる賢治
だけに、言うまでもない情報かな。

と言いつつ・・・
「あかいめだまの さそり
 ひろげた鷲の つばさ
 あおいめだまの 小いぬ、
 ひかりのへびの とぐろ。」
・・・と冒頭のみ引用してみた。
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幻想と現実、そして幕引き

2017年09月07日 | 制作公演関連


左中指のささくれをむしったら
雑菌が入ったようで、少し痛い。
そんな状態で数日過ごしている。

J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
語り芝居 太宰治の世界vol.2
『幻想と現実、そして思い出』は、
微痛のなか昨日最終日となった。

元第七病棟(現在は青年座映放)の
堂下勝気を太宰治役に招き、
オーディションで大量10人の若手、
さらに構成・脚本に加えて
語り指導も担う原きよ推奨の
山東けい、松岡明日香と、
J-Theater初陣の役者多数の座組は、
これまでにも記してきたように
攻守のバランス良く戦う「チーム」に
短期間でまとまったと思う。



ラグビー日本代表は桜を胸に戦う。
太宰組の「女生徒」は薔薇を
制服の胸に演じていたのだが、
出演者全員が胸中に同じものを抱き、
舞台に立っていたと言えるだろう。

そうそう。
打ち上げの箸袋も薔薇だった。
ビックリ(○_○)!!


(手にしているには山東)

元OBSのアナウンサーで、
最近は太宰作品の読み手として
幅広く全国を駆け回る原と、
J-Theater主宰の小林の出逢いから
始まった《太宰の世界》は、
今回のvol.2に留まることなく、
さらに続くシリーズになる。
きっと。

これまでは無頼派・太宰に
多くの人が持つイメージを覆す
色の異なる作品を取り上げてきた。
また。
太宰に影響を与えた子守のタケ、
母親の夕子(たね)との関係も
浮き彫りにする構成が特色だった。

さらにこの鉱脈を掘り進めるのか、
メジャーな作品群に取り組むのか。
どちらにしても楽しみだ。

制作として関わるのは無論、
これもまた繰り返し書いたけれど、
父が津軽人である「僕」として
太宰は特別な作家なのである。

祭りの終わった朝。
中指の腫れが悪化していた。
針を炙って毒を抜こうと思う。
祖母の教えに従って……。
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幻想と現実、そして折り返し

2017年09月05日 | 制作公演関連
9月4日、少し押しぎみの進行ながら
J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
語り芝居 太宰治の世界vol.2
『幻想と現実、そして思い出』
(構成・脚本/原きよ、演出/小林拓生)
は無事に幕を開けた。
しかもお陰様で満員での船出



そして仲日の今日、5日。
朝から都心の大動脈・山手線ほか
JRが停電のため動かずヒヤリ。
昼には回復して、胸を撫で下ろす。



海外旅行でいえば弾丸ツアー
そんなスケジュールを毎度組む
J-Theaterは、二日目も昼集合。
ダブルキャストの、昨夜とは異なる
キャストで場当たりを終えて、
15時半と19時半、二回届けて、
明日はいよいよ千秋楽を迎える。

が、あろうことか三回廻し。
アイドルグループのコンサートか~い。

あ、アイドルといえば・・・

太宰が、若い女性読者から
送られてきた日記をもとに書き上げた
『女生徒』も今回の公演の
目玉作品のひとつで、八人の
若い女優陣が女学生を演じている。

瑞々しさを武器に評判は上々

正直技量はまだまだだけれど、
演出小林、語り指導原をはじめ
先輩俳優達のアドバイスを素直に受け、
日々成長した結果……いやまだ、
成長は上演ごとに続いている。


少しお姉さんの山東けいが、
AKBの「たかみな」よろしく、
まとめてくれているのも頼もしい。

かたや男優陣は。
演技ももちろん、転換の精度を
さらに高めるげるべく昼と夜の間、
演助を兼ねる田辺、若手を束ねる中井、
二人を中心に舞台で汗をかいていた。

その時間。
先談の「女生徒」チームは街へ……。
ネタバレになるので書けないが、
オープニングのコスチュームで
チラシを撒くガッツをみせた。

とか言いながら、明日でおしまい
でもまだ3ステージある。
「暗い作家」の筆頭格・太宰治。
しかし。
今回の四篇はさにあらず。

13時、16時、19時。
お席はご用意可能です。
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幻想と現実、そして幕開き

2017年09月04日 | 制作公演関連
ミサイルが飛び、核実験があり、
ほんと何とかしないとな~と
悩ましく思う今日この頃。

てか「何とかしないと」という
抽象的な物言いからは、もしや
「制裁」などを連想されそうですが、
個人的にはそーゆーのじゃない
もちっと異なる手法はないものか
と思う九月最初の月曜日である。

さて。
この秋に太宰、賢治、三島と
連続公演するJ-Theaterの、
〈日本人作家シリーズ〉の先陣は

語り芝居 太宰治の世界vol.2
『幻想と現実、そして思い出』
(構成・脚本/原きよ、演出/小林拓生)



三鷹での濃厚な稽古を終えて、
いよいよ下北沢の「楽園」に劇場入り。
三日間で六回の上演に挑む。

短い作品の「蝶蝶」と「尼」は全編、
『女生徒』『津軽』は抜粋構成して
太宰の四編を届けるのだが。

その『津軽』の中に・・・
小泊での運動会の場面がある。
会場の校庭では収まりきれずに、
その周辺にまで見物が出ている
・・・という描写がある。

『津軽』は1944年に書かれたけれど、
僕の幼少期の70年代の川崎でも
地区運動会はまだ盛り上がっていた。
嗚呼、古き良き「昭和」の風景。

ただ。
太宰と子守だったタケの再会が
本筋で、運動会のくだりは枝筋。

ではあるけど。
ベテランから中堅・若手までが
懸命にこしらえた舞台を、
多くの方にご覧いただければと思う。
肩肘張らず気楽に……。
近所の校庭を訪れるように。

劇場はそのくらい身近なもので、
かつては実際そうでもあった。

おっと。
過去を懐かしんでばかりいないで、
自然と足を向けて貰えるような
芝居を創らないといけない。



それはそれとして。
個人的には『津軽』が太宰の中で
一番のお気に入りだったりする。
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けいオうぷらざトカみぞのくち

2017年09月01日 | 制作公演関連

サムライ・ブルー

埼玉での熱き戦いが展開するさなか、
僕は川崎で静かな始動に帯同していた。
そんな8月31日。

もう少し詳しくいえば、高津区溝口。
11月本番のピタパタvol.7
『オトカ』の顔合わせに参加したのだ。

文化庁主催の戯曲賞「日本の劇」の
栄えある初代グランプリを
『オトカ』が受賞したのは2010年。
翌年、劇団協議会の製作で上演
(演出は土田英生)されて以来、
ピタパタとしては初めての舞台化。



主宰で作演出、さらに制作面も含め
マルチな役割を果たす今井一隆。
上のチラシのデザインも今井による。

加えて出演の8人~歌野美奈子、
小川由樹枝、尾山道郎、神門駿兵、
佐藤詩音、田辺誠二、中井亮、
船場未生(以上、五十音順)~に
舞台監督・宮田克徳と制作の僕、
計11人で自己紹介から始まり、
舞台構造の説明なども。

別の部屋でオケが練習していて、
読み合わせのBGMが壮大なクラシック。
少し優雅な気分だった。



そんな昨日。
午前は京王プラザホテルにいた。
まだ詳しく書けない系の打ち合わせ。
二階の喫茶に向かうべく乗った
エスカレーターを降りたら四階
で、目が点になった。

余りにひっさしぶりの京プラ。
新宿駅からのフラットな階が三階。
二階へは降りないといけなかった。
ああ恥ずかしい。

午後、ロングランプランニング社に
ちょっくら顔を出して、一度帰宅。
ちゃちゃっと事務仕事。

てなわけで。
芝居の題名とブログタイトルの
片仮名部分を合致させてみた。

もちろん。反省会に繰り出して、
大いに盛り上がったのだ。



(この写真、撮影は小川。
右に歌野、左が尾山。左後方は舞監の宮田、
前列二人の間に見える横顔が佐藤。
おお、奇しくも全員前回のvol.6メンバー)



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