麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

月光の夏旅日記4~臼杵編のつづき

2005年08月25日 | 東演
昨日は「飲み食い」で終わった臼杵の話。
今日は芝居を中心に行きますヨ

昨日も触れた「看板」。
さらには「街宣車」で宣伝に当たっていただき、
時間をかけて「ああ、8/19は芝居があるな」と
街に浸透させたところへ、
プラス一人ひとりのフェース・トゥ・フェースという試みが
見事功を奏し臼杵でも多くの皆様に観劇いただくことができました。

実はこの日は、盆踊りがあって、
かなり集客には苦しんだとのこと。

・・・臼杵の盆踊りは、踊る前に供養をします。
「星月庵」の和尚さんも、今夜は経を読むとおっしゃっていました。
おそらく全国津々浦々、昔はそうしていたのでしょう。

僕の世代ですら、盆踊り=浴衣着て踊って、綿菓子食べて…
って印象です。田舎に帰ってお墓参りしたり、
きゅうりやなすのフィギア…もとい「胡瓜の馬」「茄子の牛」を
こさえたりすることと、分かれちゃってる。
つまり臼杵には、そういうことがまだちゃんと息づいているのだ。

えーと。
盆踊りと重なって苦戦したが、努力の甲斐あって
当日券が多く出て、客席は七割強埋まったという話でしたネ。

会場となった臼杵市民会館は、1000人収用の劇場ながら
以前訪れたN響の方が「日本で五本の指に入る」と云われたのが
確かに頷ける、音の通りの良い小屋でした。

「月光の夏」は本当にシンプルな舞台で、
四人の朗読と、一台のピアノが織りなす“感動”なのですが、
テクニカル的にいうと・・・
演劇専用の劇場だと、役者は嬉しいがピアノが響かない。
音楽ホールだとピアノは最高だが、役者が厳しい。
厳しいと云うのは、まず役者同士のせりふがあわせにくい。
要は「残響」の影響なのだが、同様にお客様にとっても
ウワンウワンと一つの台詞にエコーがかかり、
大変聞きづらくなるという・・・そういう二律背反を
背負っているのです。あくまでハードの面ですが。

臼杵ではその点が問題にならなかった。
実行委員会の皆様のがんばりで、客席の後ろの方も埋まった中、
どの席にも“感動”が届いたことだろう!

ね。今日はわりと真面目に行きました。
さて。この九州~四国ツアーは天気に恵まれたのだが、
   どうやら今日あたり台風上陸のニュース。
   中部・北陸班(山田、古田、小高、能登)は大丈夫だろうか?
   昨日岐阜で公演を済ませ、今日は逃げるように(?)
   高岡へ上るので、なんとか逃れそうではあるが・・・
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