麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ベテラン俳優と猫町

2013年04月05日 | 制作公演関連
早いもので、ピタパタ第二回公演
『猫町』
(原作/萩原朔太郎、
脚本・演出/今井一隆、
北品川フリースペース楽間)
は、仲日を迎えました。
昨昼の回には、
笹山栄一氏も来場。
僕が長らく在籍した劇団東演の
ただ一人残る創立メンバー。

また僕と今井のコンビで、
新劇の東演に「静かな劇」を
初めて持ち込む事になった
『温室の花』(2003年)に
笹山氏は唯一ベテランで
名を連ねている。

で昨日は、その『温室~』で
再会した田村馨氏と揃っての
観劇でございました。

        

東演は、新演(代表/下村正夫)と
東京演劇ゼミナール
(代表/八田元夫)が結ばれて
1959年創立されたのだが
笹山氏がまだ新演時代、
一時東京を離れて関西で
学校公演に参加した時期、
二人はご一緒だったのだと。

田村氏はのちに東少を経て
飛行船で活躍されるのだが、
日本を代表する人形劇団に
今井が本を書いていた縁で
『温室~』のチラシが渡り、
そこに懐かしい名を認めて
下北沢のはずれに
足を運んでくれたという話。

その再会も10年前になる。
10年といえば……。
『猫町』は昭和10年あたりを
行き来する物語だ。
ちょうど朔太郎の活躍した。


そして。
上の写真は会場「楽間」の側面。
二階に、昭和の情緒たっぷりの
アパートは現役で、住人あり。
そんな最高なロケーションで、
日曜まで公演は続きます。

小さな小屋につき、
売切の回が続出してます。
ご予約はお早めに。





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