麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

高円寺の阿波踊りの、隣町で

2005年08月28日 | 身辺雑記
8月26日~28日は、東京は高円寺の阿波踊り。
実は4月から高円寺に住みはじめた…、
勿論開催しているのは知っていたが、実際みたことはなく、
今年もある事情で、チラ見に終わった。
(チラ見でも、その盛り上がりは十二分に感じられた。
   HPによれば延べ100万人が訪れるのだとか・・・

というのも・・・
高円寺の隣(JRの隣の駅にあたる)阿佐ヶ谷にて、
魅力的な2本の芝居が、まさに8/26~28と上演されたため。

まず一本目。
阿佐ヶ谷駅南口のパールセンターを進み、間もなく青梅街道という
あたりで二手に分かれる左側の「すずらん通り」にある
“アートスペース・プロット”という50人も入ればイッパイの
小空間で「KiRaユニット」が上演した『火花みたいに』

岸田戯曲賞を『髪をかきあげる』で受賞した鈴江俊郎さんの
ホンで、演出は青年座の磯村純さん・・・。

役によく合ったキャスティングで、難解な台本ながら、
しっかり引き寄せて、濃密に描いていました。
役者達は皆若く、経験の浅さもストレートに伝わったけれど
そのあたりを誤魔化すことなく、上手に仕上げる手腕は相変わらず
……役者のがんばりと、磯村の演出力の光る清々しい一本でした!

阿佐ヶ谷駅北口、ホームからも、その不思議な外観が印象的な、
でも行くとなると少々迷う……“ザムザ阿佐谷”
キャパは約100席。その客席がとても傾斜のある独特の作りで、
蔵を思わせる造りは、とてもいい雰囲気
映画館(ラピュタ阿佐ヶ谷)とレストラン(山猫軒)も併設の
ユニークな複合施設だ。

もう一本は、そのザムザ阿佐谷との提携公演を行った
「ラヴィニア」による『トムティッド・トッド』

台詞がなく、歌とダンスとマイムでの表現で高い評価を得てきた
ラヴィニアは、今回「童話」をテーマにしたこともあり、
朗読を挿入しての新機軸と、チラシに謳ってはいたが、
朗読以外にも台詞が散りばめられ、
今までで一番わかりやすい構成になっていた。
(ただ解りやすいことと面白さが果たして一致するかは、
また別の話なのだが・・・)
いずれにしろ今回も、
  高いポテンシャルで期待を裏切ることはなかった
特にコーラスは相変わらず高いレベルで作品の要所を締めるが、
ラストの『夜空ノムコウ』は、スマップの数十倍の感動を与える
絶品の仕上がりだ!!!!

一方。メンバーの平均年齢は30代後半に突入・・・
円熟を感じさせつつ、激しいダンスを維持することが可能か、
一抹の不安がなくもない・・・(笑)

どちらも優れた舞台だったので、
  もっと早くインフォメできれば良かったけれど、
  わずか3日の公演で、見て確かめて・・・ついでに
  受付など手伝っているうちに今日になってしまった。

明日からは「月光の夏」旅日記に戻ります。




コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 月光の夏旅日記5~大分編 | トップ | 月光の夏旅日記6~高松編 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旅先から (高円寺圭子)
2005-09-04 23:34:49
公演が終わりのんびりと西海岸に来てバカンス中。
返信する

コメントを投稿