麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

Die Männer_17~満員御礼

2021年03月28日 | 俳優座

 

 

日曜日。東京はあいにくの雨模様

(春、草木に恵の雨でもあるけれど…)

満開の桜は多くが散るだろうか。

そう、今日は風も強かった。

 

ドイツの雪山にある高級リゾートホテルに

バラ科の淡紅色の花は咲かないけれど、

タイトルにも掲げたように、

お蔭様でチケットは完売!!

『雪の中の三人』は、芝居としての満開だ。

 

 

と、ここで少し私的な話になる。

今日の来場者のなかに、旧知のIさんの姿。

私が下北沢を拠点とした別の劇団にいた時に、

世田谷区在住在勤の方々を募った企画(※)の、

彼は常連だった。本職はミュージシャンで、

現役を退いたあと趣味で演劇をはじめたのだが、

ステージに立つことに慣れていた上に

独特の存在感というか匂いがあって、

やがてプロの舞台にも出演するようになった。

それはともかく。

今日の観劇は私からの誘いではなく、

出演者の一人とIさんのお孫さんが繋がっていて、

六本木にやってきた奇遇。

 

※「下北沢演劇祭・世田谷区民演劇上演グループ」

が正式名称で、公募ののちオーディションを行い、

半年~数か月の週末の稽古を経て公演を打つ企画。

演出はじめスタッフはプロ。

 

 

さて。何度も書いてきたけれど

『雪の中~』は年齢も職業も異なる三人が

ホテルで出会い、友情を育む物語。

前段の「世の中は狭い」的な話であるとともに、

本公演と連なる不思議を思わないでもない。

 

当時、三十歳になったばかりのハナタレは

Iさん以外にも大手金融機関の現役行員、

元特別国家公務員、看護師等々、

通常の演劇生活の中では出会わない先輩たちに、

ただ芝居においてのみ少々先達というだけで

今思えば随分ナマイキだったわけである。

実は完全に私がお世話になっていたと今は判る。

そして全員ではないけれど、

あの頃の面々とは今も関係が続いていたりする。

 

私的な話が長くなった。

恐らくは世界中のこのような「えにし」が

俳優座公演第345回公演、満員御礼に繋がっている。

・・・おっと。完売に上気して、やや大袈裟か?

 

「ケストナーの魔法」ともいわれる

『雪の中の三人』、残すは2ステージ。

コメント
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