麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

三鷹のカタミ序

2018年06月14日 | 制作公演関連
水天宮前から大手町で乗り換え荻窪。
地下鉄の半蔵門線から丸ノ内線。
荻窪からは中央線で三鷹へ。

『いわしたろか』の稽古場から
『もういいよったら もういいよ』の
稽古場への移動は約一時間。

『もう~』は太宰修没後70年を
記念した「原きよ事務所」の公演。

7月6日(金)、昼14時半と19時
三鷹市芸術文化センター星のホール。

「女生徒」「リイズ」「美少女」の
3編を9人の女優、ピアニストの
10人の女性で届ける舞台となる。



三鷹は太宰が長く暮らした街で、
今は劇場からほど近い禅林寺に眠る。
街のあちこちに「縁の地」があり、
彼が足繁く通った伊勢元酒店跡の
「太宰治文学サロン」では
企画展示、朗読会などが盛ん。
クリアファイル、Tシャツ、しおり
等々「太宰グッズ」も数多く作製、
人気を博しているという。



公共掲示板でのイベント告知は勿論、
駅ビルでもフェアを開催するなど
力の入れようがハンパない。



と、一葉目は駅前の書店。
太宰を取り上げた雑誌を平積み。
そんな風景に触れながら稽古へ……。

冒頭の三編のうちの「女学生」。
もとは、太宰作品数編から成る
J-Theater公演『太宰治の世界』の
一演目だったもののリメイク。

出演はオリジナルメンバーの
山東けい、松岡明日香、
猿渡優衣、高西笙子、滝田望貴、
田中愛、常見莉奈、森枝沙紀恵。
面子は変わらないが、会場は
キャパ80の「楽園」から250収容の
「星のホール」と、俄然大きくなる。
演出・小林拓生のアイデアとともに
若い演者の奮起に期待したい。

駅から徒歩15分と歩き応えある会場。
バスも走っているが、バス通りより
一本新宿寄りの商店街(中央通り)を
ぷらぷらしながら、やがて
演劇集団「円」の事務所が左に見え、
どんつくを右折すれば、太宰のほか
文豪・森鴎外、振付師・土居甫の
墓もある禅林寺の前を抜けて到着。
こちらがおすすめのコース。

前売2800円なり。
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