敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

暗雲と雷鳴、そして余震。

2011年04月11日 | 制作公演関連
 そんなブログをアップした直後。
東京は大きく揺れた。

 僕は地下鉄のホームにいて、
震源もマグニチュードも解らない。

 東北は大丈夫か?
 30分前に別の駅で別れた妻は……。

 さて、安全確認を待ちながら思う。

 昨日は統一地方選挙。
全体を見渡せば、
民主の惨敗、ミニ政党の大躍進と、
なるほど「現況通知表」とすれば
正しいジャッヂだと言える。

 ただ。
 高齢の現職に頼らざるを得なかった
ある首長選挙の結果は、
徳川幕府末期の江戸を見るようだ。

 と。まもなく運転再開のアナウンス。

 気が付けばホームには人が溢れている。

 この無名の(僕を含む)人々が
暗雲立ち込める空を見上げ、
ただ呆然とすることにならなければ
と、危惧するもう一人の僕がいる。

 まだ電車は来ない。
手持ちぶさたの、見当外れな考えに
きっと決まってるんだが……。
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暗雲と雷鳴。それから拳闘。

2011年04月11日 | 身辺雑記
 未曾有の大震災から一ヶ月。
東京の夕刻は、一転俄に掻き曇り、
黒く重い雲が空を覆い、雷が低く鳴った。
そして風が桜の花を散らせて、
大粒の雨。

 駅や百貨店の軒先で立ち往生する者が
恨めしそうに空を見上げていた。

昨日は統一地方選挙。
首都は現職の四選をえらんだ。

 敗戦の候補たちは「自らの力不足」を
口にしたが、そこに「敗将」の表情はない。
戦った実感がなかったに違いない。

 ゴングが鳴った途端、会場が揺れ、
物が倒れ、怪我人が出て、
けれども時計は進み、
グラブを交えることなく、
チャンピオンの判定勝ち。

 ボクサーもセコンドもそんな感覚ではなかったか。

 夕立に天を仰ぐ顔と、
敗れた候補の表情が重なった。
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