麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

月光とブクロ。それから第二稿

2008年08月04日 | 東演
 『朗読劇/月光の夏』は東京公演に向けた3つの班の稽古が過密日程で行われています。
 その合間を縫って、明日5日には、岸並、古田、能登、南保が、長野県は大町市へ……。ピアニストは根岸弥生さん。つまり13日のメンバーでの上演となります。

さて少し個人的な話になりますが、転居から約2週間、良妻のお陰でだいぶ部屋は片付きました。
 池袋駅から割と近くて、そのくせ道が何ともはや路地が多く入り組んでいるとゆーか、どう歩いても時間が一緒とゆーか…、トドノツマリ日々ルートを変えて歩いています。
 そんな時、思うのは、役者の仕事に似ているなと。
 最終目的地は同じでも様々なアプローチで日々違う演技を重ねる役者逹。

 自分のアイデア、演出からのサジェッション、はたまた相手役とのキャッチボールの中から…とまず発動がいくつもある。次に傍目からも違う動きの場合もあれば、前日と同じようでいて内面の構築が違う場合。。。これは行動。
 あるいは、ウガイをしてて閃いて、ある場面全体に別のトライを試みたかと思えば、「でも、僕は」の「でも」にこだわって一夜煩悶することもある。

 その「道を探す」作業は、それこそ無限だ。

 でも、これは役者の専売特許じゃない。

 土曜日。宮崎から速達が届いた。秋の公演の書き下ろし作品をお願いしている藤井貴里彦さんから、『空ゆく風のこいのぼり』の第二稿が届いたのだ!
 初稿に対する演出と制作の要望を取り入れた創作も「道を探す」苦心の作である。

 芝居屋はこんな風に、作品をこしらえる。
 農家の方が作物を、IT業界の方々がソフトをこしらえるように。。。

コメント
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