麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ダンバリ『にゅ~盆踊り』

2008年08月02日 | 鑑賞
 東池袋に誕生して早一年。あうるすぽっとが「夏のダンス企画」として主催公演した『ダンバリ~Dance Variation vol.1』を覗いて来た。

 日本のダンス・パフォフォーマンスを牽引する近藤良平、美加理&笠井叡、熊谷和徳がそれぞれ公演し、並行して、近藤、美加理、熊谷に加え森山開次が各々ワークショップも開くという画期的な企画。

 先陣を切る、ダンバリ公演・近藤良平『“にゅ~盆踊り”』
 ちゃ~んとインフォメ見ていかなかった僕が悪いのだが、確かに<観客参加型イベント>と書いてあった。でも気付いたのは随分後だ。
 さて
 つまり何も知らずに客席につくと、通路と接した席は何故か浴衣姿の人々に席巻されていた。
 嗚呼、彼ら彼女らがワークショップに参加した人々で、オープニングここからワーッと駆け上がるか、はたまた客席を一巡り練ってからか、いずれにしろ舞台には上がるのだろうと。

 たまさか区民Aに参加していたS君の姿もあったから「頑張ってネ」なんて余裕の声掛けなどしていたのである。

 当日配布された紙にも<振付・構成・演出/近藤良平、出演/近藤良平、ワークショップ参加者>とクレジットしてあったしさ。

 ところが、隣にいたかみさんが「何だかあたし達も踊らされるみたいヨ」と当日配布された紙を見せる。
 「みなさん、こんにちわ」で始まる、コンドルズ主宰・近藤良平の挨拶文の3行目に「鑑賞する公演ではありません。観客参加型のダンス企画です」とある。

 ナヌ?

 それでも、WSの面々のダンスなど見ながら、ちょいと僕らも参加するパターンかしらんとタカをくくっていた。
 そうして開演

 結局1時間半、ひたすら一緒に踊った・・・つまり我々は第二のワークショップ生と化したのであった。
 面白かったけどちかれた。

 とにかく果敢な試みではあるので、課題をクリアしながら毎年開催して欲しいと思うのであった。

【文中敬称略】
 なんか、劇評ってカテゴリーじゃない内容っすが

今後の公演は・・・
 美加理&笠井叡『歌行燈』8月5日~6日
 熊谷和徳『Summer night TAP&TALK』8月8日~9日
 ワークショップの方は既に〆切ですので掲載しません。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする