麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

時代の切り取り方

2006年11月08日 | 東演
 月曜から、能登、南保、岸並、江上の月光班が稽古を始めた。
 今月11日(土)から、福岡-北九州-熊本-八代と回るツアーに向けての準備である。・・・そのあたり“役者のブログ”で詳しい模様が読めるかな?

 そんな東演の稽古場に、昨日「しずくまち♭」が箱を取りに来た。
 11/10(金)初日の『すきとおるひと』(作・演出/ナカヤマカズコ)の舞台で使うらしい。東演から小池友理香が客演する。
 かのラフマニノフの曲を多く取り入れた・・・「しずくまち」といえば生演奏♪ 今回はピアノ、ヴァイオリン、コントラバスの編成で・・・近未来の世界のお話しだとか・・・。
麻布ディ・プラッツにて。
     11/10(金)~14(火)。
     詳しくは、しずくまち♭の公式HPで
     http://www.sizukumachi.com

 小池は、今年3月の客演に始まり、5月の「しずくまち♭」番外公演、東演で『いちゃりば兄弟』『大地のカケラ』と続いて、間もなく始まる2度目のナカヤマワールド・・・と大いに舞台づいた年になった。

 今月は、もう1本、福田雅美の客演があるのだが・・・
 23初日なので、もちっと後に!
                   
    *     *     *     *

 そのかわりと言っては変だが。こないだ(11/3付ブログ)書き残した話を簡潔に。

 くろいぬパレードの『犬の生活』は70年安保を描いた舞台だった。ちなみにメンバーは1970年代半ばから80年代半ば生まれの面々のよう。生まれる前の時代をよく勉強(?)してたと思う。それを見て、近い距離なのに“知らない時代”に、どーアプローチしていくか、とゆー当たり前田のクラッカーなことをつくづく感じた…。今回、大学生を「生徒」と呼んでいたが、そんなのは御愛敬として、ただ歴史をなぞってもしゃーないって意味で、良いお手本になる作品だった。
 そもそも庭に飾ってある「日の丸」や、時代としての「安保」もあくまで“道具”にすぎず、その奥にある普遍的な問題だけ描ければ、とさえ思えるようなスタンスだって、アリじゃん・・・とも。

 東演がこだわる『月光の夏』は、いうまでもなく特攻の話。
 スタイルこそ違え《時代をどう切り取るか》は、益々創造団体に、そして製作者にとって、重要な問題になると・・・あちゃ。全然簡潔じゃねーじゃん。
コメント
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