麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

熊本ラーメンと劇団と

2006年03月07日 | 身辺雑記
(昨日からの続きですが、直接の内容の関連はない)

 熊本空港からリムジンバスで市街へ。
 まず腹ごしらえだ
 熊本といえば、熊本ラーメン…(安易)。
 同じ便だった劇団制作者5人+役者1人でアーケードを歩いていると「こむらさき」があった。横浜ラーメン博物館への出店(94)でブレイクした名店。東京(正確には横浜)でも食えるよなと歩みを進めるも、いわゆる熊本ラーメンは少なく、目に入るのは、何やら見慣れない「太平燕」の看板やのぼり・・・それから「めしや丼」「カプリチョーザ」などのチェーン。
 結局年末にも熊本に来たという一人が「最後にシメで連れて行かれた」という「味千ラーメン」へ・・・。
 おお、確かにとんこつ+にんにくチップ=熊本ラーメンだ!

 さて。帰京して「味千ラーメン」をネットで検索してビックリ!! 国内120余店、海外65店の大フランチャイズ網を持っていて、東京にも池袋、高田馬場に出店しているのだ! 創業1968年、台湾から来た重光氏のせいか四〇年かからずにユニバーサルカンパニーになっている。が、残念ながら僕らにはそーゆーイメージはなかった。静岡で旗揚げし、のちに世界進出した「ヤオハン」みたいだ(97年事実上倒産し、現在はイオン傘下のマックスバリュ)。
 味千の歴史を紐解けば「久留米から入ってきたラーメンにニンニクを加えて熊本ラーメンの一本の源流を作った」とHPにある。
 ここで面白いのは「味千の重光氏、こむらさき創業者の山中らで玉名(熊本県)に美味しいラーメンを食べに行ったのが始まりでした~」と“元祖熊本ラーメン”の歴史を「こむらさき」がHPで語っている点だ。「それまで久留米ラーメンに準じていた熊本のラーメンににんにくチップを加えた」と説明は続く。ちなみにこちらの創業は1954年だ。

 東京で熊本ラーメンといえば「桂花」だ。近年の「とんこつブーム」よりずっと前から、アルタ裏の狭い店は賑わっていた。調べてみると、創業が「こむらさき」の一年後の1955年。13年後には東京進出を果たし、現在熊本に5店舗、関東に8店舗(うち東京5)、関西1店舗。絶対数では劣るが、歴史と立地が東京での馴染みにつながっているわけだ。
   
   今日は会議の模様をって予告で、しかもその中に「劇団運営」のヒントが、とまで言ってたのに……ひたすらラーメン談義になってしまった

 この三者三様のそれぞれの歴史の中に大いに学ぶモノがあるとまとめるのは、余りに無理があるしな・・・。
 本文の冒頭に記した「太平燕(タイピーエン)」についても触れたかったが土産で買ってきて、まだ食してないので、それもそのうちに…。ちなみに、具だくさんの春雨スープのことらしい。熊本のガイドブックを開くと、何よりもまず「太平燕」が載っているから、最近ヒットしてるモノなんだろうな…。
 いずれにしろ、明日こそ「総会」の話を・・・。
                            

コメント (2)
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